ここのところ、娘が感じ悪い。
何か話しかけてもブスッと気のない返事が返ってくるし、ときには、癇走ったきついもの言いをしてくることもあります。
「いったいあの態度は何?」と、帰りの車中、夫と夢中で悪口を言い合う日々です。
腹は立つけれど、娘の気持ちもわかるのです。
『両親がしょっちゅう来てくれるのはありがたいけど...。
でもまるで、アタシには何もできないみたいよね。
アタシの赤ちゃんなのに両親がいろいろ指図してくるし、家の片づけのことなんかでも小言をいってくる。
ああ、両親に頼らなくても、アタシがもっと何でもテキパキできる人間だったらなあ』
これが娘の心の声だと思うのです。
娘は、人一倍、のろくてトロくてグズ。
いっぽう母親のわたしは、人一倍、行動力・理解力・工夫力にすぐれています。
そんなわたしは、ともすると、「(能力の低いあんたは)引っ込んでな」という態度を取ってしまうのです。
とてもじゃないが、娘のスローペースにつき合っていられないと。
とくに、障害のある赤ちゃんの子育てなどまかせておかれないと。
そんなふうに疎外される娘の心境を思うとふびん。
でも、赤ちゃんの成長を思うと、うるさく口を出さずにいられない。
何だかつらいです...。