地球温暖化と”戦う？” しかし、本当の戦闘がもたらすもの

　レバノン、中東情勢を横目に生きている。だが、横目でいいはずもない。
　人道、世界平和などの”まっとうな理由”さえ持ち出さずとも、私たちが依存している経済社会を考えるだけでもいい。油だけ考えてもただならないことが中東を舞台におきている。
　油が、、、

　油がレバノンの海に実際に漏れ出している。
　そして、漏れ出した油は、３億年の蓄積をさらし、海を汚染していく。イスラエルが７月１３日、１５日に石油施設を空爆し、少なくとも10,000トンから35,000トンも流出したという。さらに、戦闘が続いているため、汚染調査や除去作業もできない。海洋生物にも深刻な影響がでているし、今後さらに被害が拡大する可能性がある。西地中海から広がる海洋汚染、、
　テロとの戦争というお題目で吹き飛んだものはあまりにも大きく、重い。人道、人権はふみにじられ、さらには、環境どころではない状況の悪化を前に、横目がどんどん険しく、歪んできそうだ。
　レバノンは第三次世界大戦の前線のひとつだというネオコンの発言まで飛び出したアメリカ。
　この圧倒的な戦争の破壊力を前に、オレは、非力この上ない。
　
　だがわれわれ、”チーム6%のメンバー”も問われている。

　決して対岸の火でも、われわれの食卓とは無縁の”ツナ”の物語ではない。
　とりあえず、”横目”で注視しようと思っていることが情けなくとも、、。意識を注ごうと思う。

クリッピング / Environment News Service,August8,2006
・Lebanon Oil Spill a Biodiversity Disaster, Cleanup Blocked
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