しなやかな技術研究会β

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エネルギー0住宅の”実験的な意味”

2006-10-18 22:01:58 | 自然エネルギー
 ある目標。
 2050年までに、再生可能エネルギーへの依存率を50%にすること。この目標を 50/2050と表現することを考えています。現在の日本の現状からすると、2050年までに、再生可能エネルギーの利用を電気のエネルギー消費の50%にすることは不可能に思えます。達成不可能な数字です。しかし、日本人がこの風土で平和にすこやかに生きるためには、この数字にちかいアプローチを試みる必要があると考えています。まだ、数字的にも技術的にも資料集めの段階なので、いまここでオープンにできないのが残念ですが、、、

 さて、エネルギーゼロ住宅-----屋根に太陽電池を搭載した太陽光発電の家プラスオール電化、高気密高断熱の家、、、こんなイメージでしょうか。

 かなり本気の装備です。しかし、日本全体で考えてみると、一部の特殊な仕様の住宅ではなく、既存のあるいはそれほどエコロジカルな住宅ではない一般仕様の住宅において、比較的シンプルな工夫によりどこまで全体のエネルギー消費の構造を省エネ、再生可能エネルギー利用の方向に現実的に導くのかが重要です。

 クリッピングの記事を読むと、アメリカのサクラメントで実験されている”エネルギーゼロ”住宅の仕様は、シンプルかつ多面的に思えます。
 日本でも、エネルギー収支全体の現実的な対策をストックしていく必要が効果的なのではないかと思っています。
 50/2050という目安の目標にむけて、一般家庭の省エネ、自然エネルギーの導入などにより総合的なエネルギー効率の向上を成果としてもたらすために、政府にだけまかせるのではなく、市民再度からのボトムアップ的な動きを育てていく必要がありそうです。

クリッピング / The Energy Blog,September 17, 2006
The Effect of Zero Energy Homes on Peak Load
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