上の写真がバカ定規です。
決して馬鹿ではありません。バカは呼び名です。
こんな定規を 知っていらっしゃる方もあると思いますが 長い年月をかけて
出来上がった 私だけの定規です。
直線裁ちの革を裁つ時の巾出し定規です。
例えば１６ミリの巾で玉革を１０００ミリ（１メートル）に裁つ時 キッチリ１６ミリの巾を
普通の定規で測ると 何度も見ていると 目が チラチラしてきます。
元はテキソン芯の裁ち落としですが そこに １６ミリの印をつけ 次回のために
印の上に 小さく１６と書いて置きます。
それを金指（金の物差し）に当てながら １６ミリの幅をきめて 玉革を裁ちます。
手紐を裁つ時も その幅に印を入れて 数字を書いて置きます。
こんなに変色してよく見えませんが 隣と区別がつけやすいように 黒と赤と緑の
ボールペンで 書いてあります。 今では 殆んどこの定規で直線裁ちは間に合います。
もっとも 最近は 字が消えかかって 私だけしか 間に合わないかも・・・・・（笑）
こんなに 汚くなっているので 新しくすればよいものの 愛着があって捨てられない。
それに これだけの 数字を 又その都度 計って書き込むことを 考えると
ますます 捨てられません。 上側も反対から数字が入っています。
写真では 一緒に写せませんが 裏側も 同じように書き込んであります.
私の４０年余のバッグ人生を共に歩んだ仲間です。
この定規が古くなったように 私も又古くなってる。ヤッパリ仲間だわ！！
捨てられない！！捨てられない！！
ゴブラン違いで 同じ型ですが・・・・・・タッセルをつけた方が いいかな～？
