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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 未来へ

2011年06月20日 | 歌詞
消えてしまう 遠浅の干潟に
魚が息絶えている こんなに素敵なのに

ずっと傍にいようと 手を取り合う
確かなモノを 感じた 涙が溢れる

人はどうして 生きようとするの?
無に還る方が 何も感じずに済むのに
僕は空を見上げる 何も無いのに

きっとあなたは 僕を追い越して
一人旅立ってしまう 笑顔の綺麗なあなた

人はどうして 何かを望むの?
いずれ過ぎて行く 季節はただ寂しくて
さよならの向こうには 明日は来るかな

人はなぜまた 未来へ行くの?
何も無い荒野に 置き去りにされた花が
死期を悟るように 小さな奇跡
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みやすけの唄 虚構の島

2011年06月19日 | 歌詞
感情任せには 出来ないから
叫ぶあなたが 大人になって行く

オカルトだって ほんの真実
心だって 涙を流してる

虹の彼方には 見たことの無い 町がある
呼吸を合わせて 飛び立とう あなたと一緒に

手と手を取り合い
息を吐いて 寄り添う 想いは空廻る

懐かしさも 些細な動揺
あなたにも それが見えるでしょ?

生きている愛を 払い除ける 意味がある
強くなりたいの そう言って 死んだ眼をしていた それなのに

生きていたいと 必死になって 死を見つめる
呼吸は止まったまま でもいい あなたと一緒なら

手と手を取り合い
息を吐いて 寄り添う 想いは一筋に

オカルトだって ほんの真実
心だって 涙を流してる たくさんの悲しみに
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みやすけの唄 透明な愛

2011年06月18日 | 歌詞
音の鳴る方へ 幸せが待っている
声が聞こえる 死を望むその声に導かれる

街を彷徨う 空気感染は止まらない
愛が綻びを見せる その時が怖い

泣きだす 少女は無口のまま 首を締め付ける
水平線から昇る 太陽に 最後の口づけをする

ナケナシの挨拶をする 沁み込む傷痕
かさぶたはまだできないから

壊れる 心は飢えを感じ あなたを喰らうの
言い逃れでもいい あなたとの 愛を終わらせないで

身体から 流れる水を舐める 温かさに満ち
生命(いのち)を感じてしまう 恋焦がれ そんな風な気持ちなの

いつまでも 世界は廻り続ける 廻る愛を信じて
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みやすけの唄 Cube

2011年06月17日 | 歌詞
突然現れた 無価値なモノが
雨のように しとしとと 滴る奇跡

矛盾をはらんだ糸が 記憶に背反する
透き通る視界の中で 生命が踊る 午後のシャワーに

閉ざされた思考の中で 真実が語りかける
「ここには居場所がない」 高鳴る音楽に 揺れる花

こうしてピアノを弾いている
あなたが好きです 中心へと向かう絶望を
感じていたから 虚ろな眼差しをしていた

当たって砕ける水滴 沈んで行く心地に
お腹に居る時のような 安らぎがある 夢の果てに

繰り返された現実は とても空しくなるから
置いて行かないでほしい 私を見捨てないで 愛が欲しい

置いて行かないで 私を見捨てないで 愛が欲しい それだけだから
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みやすけの詩

2011年06月16日 | 初期中期の詩
情熱をあなただけに注いで
可笑しくなるほどの哄笑(こうしょう)に苛(さいな)まれる
唇の形は 罪の高唱 唱える程に強くなれる

甘えたその声に 舌を這わせるように
とろけてしまいたい そんな純情

小悪魔が微笑みかける キュートな偽り
好きが愛に変わるとき あなたがくれた優しさ
抱き締めて 咀嚼(そしゃく)したい

禁断の身を食べたら 快楽は上昇する
いいなりになってほしいの あなただけの心
この手に見せてみて
欲しいがままの欲望 更に膨らませる

甘えたいこの淋しさ 虚しさの中に希望を見つめる
ボタンを一つずつ外す 悦びは絶えることなく
あなたの心に根を張り尽くす

生きて戻れたら 私を抱いてちょうだい
超えられない限界を 眼のあたりにして
私達は高鳴る歌を歌う
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みやすけの詩

2011年06月16日 | 初期中期の詩
蒼い花は大気中の塵の中で光合成をする
音のしなくなった風に 戯れる粒子の流れ

この星の上には 何も無い
茂った碧い草の薫りも 太陽の温かさも
見える景色と言えば 蒼い輪郭を持った惑星
その周りで瞬いている星の泪
苦痛さえも感じさせないほどの 大気の揺らぎ
眼に映える景色の全てが 此処では止まっている

時間は想うように流れてくれはしない
それはあなたが目指した居場所の最期の姿だから

水の心地良さも此処にはない
花の潤沢も 果実の瑞々しさも 此処にはない
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みやすけの唄 越えられない夜に

2011年06月15日 | 歌詞
上辺だけでは いくらでも云える
愛は囁くほどに 輝きを失って行く

あなたの案内で 私はついて行くの
私は何も出来ないから 人を必要としている

無駄な恋だとは 解っていた
それでも溢れる感情は止められないから
重い荷物を背負ったあなたに かける言葉もなく

心の裡(うち)では 蟠(わだかま)っていたのに
忘れられないほどに 深く愛していたから

あなたを呼ぶ時は いつでも淋しかった
だから会いに来てほしい 抱いて慰めて欲しいの

あなたを求めても 無くならない
淋しさが震えるように胸を打つから
これ以上避けられない傷跡 限りない愛に

あなたの案内で 私はついて行くの
私は何も出来ないから 人を必要としている

無駄な恋だとは 解っていた
それでも溢れる感情は止められないから
重い荷物を背負ったあなたに かける言葉もなく
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2011年06月13日 | 散文詩
太陽は壊れた。懐かしい情緒は、苦痛へと豹変する。魂は、ヘドロを吐き捨て、強固なまでの維持で、生きる事に専念している。魂は不浄を訴え、その訴えは退けられた。そして魂は、鬼の面の皮を剥ぎ始めた。苦痛に悶絶する鬼は、まるで甘美な心地に浸っているかのように思えた。鬼の面を肉の塊にしてしまうと、そこから、妖気が発し、彼を包み込んだ。彼はニヤけながら終止を見護っていた。彼はそこで至上の喜びを貪った。貪欲が鬼の涙を、滑稽にした。彼は、その定まらないままでいる視線を、鬼の死骸へと向けた。鬼は泣いていた。鬼は、目を真っ赤にしながら泣いていた。眼はしばらくの間放心状態を保ちながら、鬼の魂を徐々に奪い去っていく。鬼は、その瞳を、彼へと向けた。視線の上には、蟻が列を作って順序を保っていた。蟻は眼に溜まっている血を女王に捧げるために、ここまでやってきた。女王は、我がままな性格をしていて、蟻たちを困らせた。彼女が気に入らないものはことごとく排除されてきた。蟻たちはそれでも、女王のために、血を運ぶ事を忘れない。それが彼らの使命なのだから。鬼は、小さな声で、助けてといった。彼は、その小さく消えそうな声を、興味深く、嘲笑うような感じで、聴いていた。鬼の眼には、無数の、蟻の列が蠢いていた。蟻は、突拍子もない行動に出た。蟻は、女王に捧げる血の量が足りないとばかりに、鬼の眼に浅い穴をあけ、そこから、滲みだす、鮮血を、すすり始めたのだ。鬼は、狂気に駆られ、もがもがと口を動かし始めた。それでも、鬼の面は皮が剥がれているので、閃光が走るような地獄を味わう事になった。鬼は、もがき苦しみながら、生命の発しうる、限りなく上質な、叫び声をあげた。鬼の眼から涙が迸り出る。鬼は、形相を甚だしくしかめ、それでも、限りなく襲ってくる苦痛に耐え忍ばなければならなかった。鬼は、それでも死ぬ事さえも許されない。鬼は、必死に岩の上で嗤っている彼に助けを求めた。それでも、賢明に動こうとしない彼を見て、鬼は、腹立たしさの中に、快楽を見るようになっていた。脳髄が、途切れなく暴走を始める時、鬼の表情には、苦痛とも、快楽ともしれない相が、はっきりと、刻銘されていた。それだけではない、鬼の額からは、露わになった汗腺から、怒涛の汗の量が噴き出し始め、鬼の過敏になっている痛点を刺激し始めた。鬼は、たまらなく、身をよじって、この苦痛から逃れようと躍起になった。その根気が故に引き起こされる苦痛を知らずに、いや、でも、知っていたのかもしれない。彼は、ただ傍で、微笑みながら、この羞恥を見護っているばかり。彼の視線には、鬼の死骸の姿しか、入らなかった。いや、彼は、最初から鬼など見てはいなかった。鬼の発する、苦痛の韻律、汗の臭い、を感じて、愉しんでいるのである。鬼は、それでもなお、叫び声をあげて、彼の助けを直に待ち望んでいた。彼が、達しえる、限りなく無情な羞恥。この、韻文のたわみを、彼は、心の底から味わい、堪能していたのだ。彼は、それからゆっくりと、鬼に近づき、笑いながら、鬼の、喉元を断ちきった。残りの大量の鮮血が、噴水のように、噴き出した。鬼は、これで、苦痛が終わると想い、そのまま、命を絶ち終えた。
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みやすけの唄 紅い約束

2011年06月12日 | 歌詞
私に手をつけようたって そうはさせない
あなたは私のモノ 軽く見ないで…

私に巻き添えにされたあなたは 動く事も出来ず
口を塞がれ見つめる瞳 私のモノね

私の胎内に来てほしいと 欲望を差し向ける
この快感 私達の愛の印 渦巻く戦慄

誘惑に咲く花が あなたを狙っている
苦悩に塗れる心 不思議な心地 愛する故に
脳裡に浮かぶあなたの顔を この手に乗せて
愛を謳おうとする私 この上なく幸せで

私があなたの唇を 奪う悦び
あなたはなすがままに 私に従う…

私から逃れようと身を捩(よじ)っても きつくなるだけよ
口から溢れ出る吐息は 至上の証

私があなたに残した傷が 愛を交わした印
この快感 あなたを虜にする為の 悲しい欲望

誘惑に溺れるのは 愛が枯渇してるから
求めるほどに燃える 不思議な心地 苦悩が故に
「愛している」という言葉ほど 耳障りなモノ
それなら言葉だけじゃなく 身体で示してほしいの
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みやすけの詩 戯言

2011年06月11日 | 初期中期の詩
空が震えている 風が泣いている
現れたあなたは つまらない悪戯

この世が愛おしいなら 私を殺して
愛を思うが故に蒼然としている
此処は居場所ではない

愛は儚いモノを運んでくる
運命は呪縛を呼び覚ましている
愛が欲しい 歓びが厭らしい

束の間の夢を回想している
薔薇は美しくも汚くもある
両方が混在する所に 薔薇が存在する

黙想の果てに 命の呼応
欲望が流れている 世の計らい

無の礎の上に建てられた寺院は
赴くままに 聖者をコケに落とす
月夜に揺れる月桂樹の葉
冷たい心が真珠を求めている
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