光りは薄明の空 夜の沈黙にうずくまる
混迷に咲く 果てない夢を 噓の別れを
あなたとの最期の離別 さざ波の揺れる夜に
想いは通り過ぎた人影に浚われ
息を潜めた この地表に咲く 花のように
いつまでも 不安に包まれたままで
不遜な闇が連なるだけの世界の中で
あなたを捜した 見えないままの
この花の美しさのように 限りない愛に湧く
この地球の孤独のように
揺れる 花は逢い引きの負い目
僅かな言葉を交わし 闇に塗れる
燃える 花は枯れ行く あなたの面影
やがて見えなくなって 透明な空に 星を灯す
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