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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

空白の時を奏でる光

2015年06月19日 | 奇想の詩
触れる手の冷たさ 空白の時を奏でる 光
空一面に拡がる 暗雲の群生
地上を濡らす 涙の雨に打たれ 歪む顔の輪郭

流れて行くのを ただ見ている
この雲の先には 滞ったままの 風
そよぐ葉の揺らめき 喧騒の世に咲く 儚き死相の輝きよ
果てない空が 流れて 時間の波が 空白の鐘を鳴らす

やがて この手の導く未来に 鮮やかなる花が咲く頃
あなたの冷めた笑顔が その花びらの散る姿に 塗れる

一雫の波紋が拡がる 煌びやかな 花火
舞う火花の騒々しい 町のリズムが 鼓動している
揺蕩う波 拡がる瞳孔に 入り乱れる光
すべてはこの町の沈鬱なる 情景
鮮やかなる血に染まる 身体が 横たわる 町の死相
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