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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

恋の終焉

2016年11月11日 | 悲哀の詩
せめぎ合い 塞ぎ込む あなたを愛するが故に
腐食した恋に せがむ 無情なる雨に打たれながら
横顔に掛かる髪 せせらぐ刻に身を任せて
このまま消えてしまいたい もう何も要らないから...

ねえ 見つめ合う度に 震える心 苦悩の涙に果てた願い
せめて聴かせて? 愛する本当の意味を
この手に掛けられた魔法 もう 握り返す事も無い
運命の渦中で 潰えてしまう あなたが微笑んで居るから...

まるで総てが幻だった
腐食した愛を抱き締めながら 眠る
無情なる恋に揺れ動きながら それでも求めた
横顔に掛かる髪に隠された 本当の気持ちを

ねえ 知ってる?
この胸の裡にわだかまる想い 濡れた肌に写る哀しみも
生温い雨粒の伝う 想い秘めたる この虚ろな瞳も
未だ 恋してる事を

二度とは触れられぬ この熱くたぎる想いよ
あの空に解き放て 冷たい雨に濡れた肌が恋しい
脱ぎ捨てられた過去に 重ね合う 寂しげな瞳
もうこれ以上は 触れ合う事もない
幸せな恋の終焉 あの時 あなたは言った

「触れ合う度に感じるの...
この心の隙間 まるで悠遠なる宇宙を漂うような
愛の極致 でも 拡がる不安に呑まれてしまいそう...
ねえ 教えて? この胸の鼓動は 確かな愛ゆえなの?
それとも... 見境の無い距離に 心を失っているの?」

あの瞬間 あなたは云った
幸せな恋の終焉 一度喪った心はもう戻らない

愛する意味を教えて?
本当は もうこれ以上 傷つきたくはないから
ねえ あなたの雨に濡れた肌も
その 想いを秘めた虚ろな瞳にも
未だ 恋してるから...
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