汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 漂流

2010年03月18日 | 初期中期の詩
流離い行くのは儚い調べに乗る憂鬱な沈黙である
小波に揺れる葉の行き違いに見せる不安の表情を
剽窃された哀しみに浸る様に繕いながら
果てしなく広がる大空に馳せた願いに一抹の不安をたぎらせる

切望が限りない夢の情景を思い起こさせる
劣悪な羞恥に仄めかされる少女の首元に滴る水滴の妖艶さは
祖語の中で繰り返される屈辱にも似て
華やかさに彩られる様々な表情を見つめて吐き出した溜息は
色濃い逡巡の迷宮へと誘うだろう
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