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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 羨望の未来

2009年11月12日 | 初期中期の詩
欲望は衰える事なく
威圧に屈した魂は尚も解放される事もなく
哀しみは逃げ惑う卑劣な男に
投げ出された慈しみは
今も叶う事もなく

最果てには一体何が存在しているだろう?
心地良い韻律にそそのかされて
私は聖者になるのだろう
愚鈍な悪霊に憑かれた哀しみ
運命甚だしく綻びを見せて微笑む悪魔

手を差し伸べる
辟易に溺れる哀れな魂
孤独は儚い憂鬱の調べをいつまでも
徒労のようになびかせている

無情に朽ち果てる
計らいは訪れる事の無い希望をいつまでも待ち望んでいる
私は真実
私は悪魔

孤独に消え果てる
老僕は従順な女に盲人のように礼拝する

太陽の沈む方へ
彼方にたゆたう羨望は落ちぶれた堕天使のように
私を過酷に苛む
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