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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 夜想詩

2012年04月23日 | 初期中期の詩

深いところで 響きあう音

反響する闇 さざ波の音 揺らぎ

小さな幸せの 星空のような 安らぎ

 

ほんの細やかな この愛のために

いくつもの涙が 地球上を流れた

ほんの細やかな この愛のために

あなたは小さく溜息を吐いて

自分を傷つけ続ける 細やかな愛のために

 

涙は流れ 星空は鼓動する

波は穏やかなまま 時空に響く愛は

この星に 悲しみを植え付ける

揺れる 生命が生れ あなたに出逢った

果てもない宇宙のさざ波に乗って

この地球に降り立った 震える手

僅かな食料と 水を手掛かりに

愛は鼓動を始める

 

小さな掌で 必死に掴もうとした

降り続く雪 偶然は廻り 必然へと辿り着く

未知の世界へと 飛翔する勇気もなく

枯れ行く葉のように 侘しさを抱えたままで

声は震え 涙は溢れ 星空は廻り続ける

 

生命の始まりは 遥か遠く

物語は始めから 終わりまでの道のりを

描いていく

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みやすけの詩 湿潤詩

2012年04月18日 | 初期中期の詩

遠くの方で 鳴る雷雲

通り過ぎていく 何もかも

嘘は蜜の味 触れるガラスは 

ひび割れていくだけ

粉々になって 散っていくだけ

 

虚ろな瞳 はしゃぐ子供の声

幻想 冷たい雨に濡れて 涙を流している

それは海の中に居るような心地

遠くの方で 渦を巻く雷雲

見透かされたように 固まる時間

美しい景色を見た

夢幻の生命 華々しい血の飛沫

意識は遠退いて行く 雷雲は鳴り響く

静寂に包まれて 心は閉ざされる

 

静寂の蒼空は いつでも湿っている

虚ろな瞳 雷雲は遥か彼方に 夢を形創る

 

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みやすけの詩 安鬱詩

2012年04月18日 | 初期中期の詩

揺れ動く 花は明日へ散っていく

時間の流れに 蠢く季節の胎動

胎を蹴って 飛び出す 海の匂い

故郷を感じる 哀愁の温度に

 

蒼空に羽ばたく 鳥の影

風は吹き行き 茜空に微睡む陽炎

痩せていく 身体に沿って 愛は満ちる

夕暮れの寂しさを あなたの手に

誓った あの時の影は 万象に宿る生命

想い 憎しみ 泣いた夜は

小さく折りたたんだ自らの意志

 

枯れる事を恐れて 花は逞しく

不意に流れる 涙の訳を探している

暮れゆく空 夕立の重苦しい湿気

侘しさを感じて 腕に残る傷を眺めた

命咲く 星の瞬き 宙を流れる

光りの放射は 明日へと繋がる

 

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みやすけの詩 暗鬱詩

2012年04月11日 | 初期中期の詩

言葉は失われた 変わらない愛を

惜しみなく注ぐ 太陽の枯れる詩

誇らしく育つ 草木の揺れる土地に

命は呼吸している 薄く漂う 花の香り

 

何処かにある 変わらないものを

探し 果てを見た 降り止まない雨

雨音は寂びれた町に行き渡る

涙は枯れることなく あなたは

美しいままの姿で 生き続ける

 

咲き誇る花 夢は夕間暮れの霞み

呼応する 生命の寂しさを知った頃

春は訪れ 永遠の安らぎに揺蕩う

声は未来に拓けた愛を注ぎ込む

あなたは鬱蒼とした森の中で 呼び続ける

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みやすけの詩 耽美詩

2012年04月11日 | 初期中期の詩

透明な空 蝉時雨 森は鮮やかに

命は咲き誇る 想いが交差する

時間の誓約 果たせないまま 沈む太陽

 

微睡む 夢は霞み 雨は降り続く

あなたの唇に 重ねた指輪 熱く溶ける雪のように

身体は反応する 生命の華 淋しさの時間

流れ行く河のように 細やかな幸せ

 

横を向けば あなたの顔 虚しさを感じた

風の吹く刹那 花弁は散り 愛は壊れた

滲む蜜の香り 甘く切ない 涙の味

あなたの唇に触れる度に想い出す

温かだった海の景色を 冷たい雪の季節を

 

両手に溢れた 花に惑う 生命が動き出す

あなたは私の手を掴んだまま 動かない

脈打つ太陽が 誇らし気に微笑んでいる

それでも あなたの手は冷たく 透き通っている

 

私の白い肌に沿う あなたの指 歓びだった

生きる意味を模索した あなたの胸の中で

遥か遠くを見渡す 海原は果てしない夢のように

温かだった あなたの手 虚しさを知った

果てしない宇宙は 寂しさに満ちた ゆりかご

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みやすけの詩 夜想詩

2012年04月09日 | 初期中期の詩

指先には 濡れた花弁が

淋しさを隠して あなたに微笑みかけた

あなたの香りを知って 愛を知った

あなたの首筋に 流れる血の味を

花の揺れる 時間は止まったまま

あなたの唇に重ねた 愛に飢えた唇を

 

木々は鬱蒼と 森を彩る

咲き誇る光 薄明かりの湖 星の輝き

忘れない あなたの淋しさを

私の肌を伝う 冷たい指先の感触を

 

あなたの胸に刻んだ 愛の形

血に染まる心 温かさを知った 儚さの中で

愛は高揚していく 言葉を掛け合う度に

零れていく涙 寂しさは揺れる 花のように

温かな陽を受けて 生命は光り輝く

 

深い傷跡 水は流れ 河を造る

あなたの声がする 穏やかな眼差し

誇らしく咲く花は 愛を知った

 

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みやすけの詩 夜想詩

2012年04月09日 | 初期中期の詩

夜空の向こう 細やかな幸福の後

自然の息吹の中で 交わす言葉 感情

 

あなたの微笑み 遠い異国の風

揺れる星空 柔らかな掌に導かれ

僅かな幸せを噛み締めた

 

いつまでも続くと想っていた

温かな血の巡りも 空を駆ける風の音も

宇宙の果てに続く 生命の輪廻も

 

跡形もなく消え去るとき

移ろい行く季節の中で 一輪の花を見つけた

あなたの腕の温もりも 

擦れ違い過ぎ去る時間の切なさも

蒼空を流れる星のように

消えそうな吐息を 両手で抱き締める

 

愛は儚き夢のよう

同じ星に生れ 移ろい行く生死を見つめ

やがて愛することを見つけた

永遠を手に入れたくて 自分の痕跡を

深く感情に刻み込んだ あなたの冷たい頬に

流れる涙の重さ 僅かな愛を

この星空に籠めた願いは いつか消え去り

生命は 虚ろな未来を進む 

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みやすけの詩 明美詩

2012年03月27日 | 初期中期の詩

陽の当たる場所 あなたの寝顔に

ひらり 桜の花弁が落ちる

冬の足跡は 遠い沖の方へ

時間の打つ音が そこまで聴こえてくる

 

あなたは眠ったまま 

吹き過ぎる風を感じている

時間の流れ 蒼空には飛行機雲の筋が一つ

 

光の中で踊る 春の小鳥が

あなたの夢に現れるとき

私は瞳を伏せる あなたと一緒に居たいから

 

春風はいにしえの 言葉を運ぶ

定めに泣く空は 美しい詩を知っている

それは宇宙を流れる 生命の声音

永遠を行く 孤独の旅路

 

桜の花が咲き誇る 無欲な季節が訪れる

あなたは夢の中で微笑む

そのあなたの綻ぶ唇に 私の幸せを重ね合わせる

冷たい哀愁を感じる その一瞬に

愛は咲き誇る 

それは無限の生命の歌声を 想うひと時

 

声音→こわね

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みやすけの詩 暗鬱詩

2012年03月27日 | 初期中期の詩

二人寄り添う 幼気な笑み

仄かな温かみを頼りに 歩いた道のり

 

寒さに震える掌を 小さく開いて

あなたの頬に当てる 流れる涙を止めたくて

あなたを強く抱きしめた

 

冷ややかな風は宙を舞い 夢を拡散させる

まるで怯えるように 強張らせる瞳

あなたは小さく頷いて見せた

 

鬱蒼となる景色 雪は穏やかに

弛緩していく身体を眺めている

憂鬱を抱えたままでは 何も感じないから

愛の温かみも あなたの声の微睡みも 何もかも

 

戸惑いは美しさへ 夜の霧に阻まれ

涙は宙に浮いたまま あなたの夢に消えていく

決して 望んでも叶わない

あなたの孤独を受け入れるということ

この静寂が教えてくれた 愛することの意味を

あなたの肩に降る 雪の切なさの意味を

 

 

鬱蒼→うっそう

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みやすけの詩 耽美詩

2012年03月23日 | 初期中期の詩

ふとした不安 夜空は星に包まれている

あなたの腕の中で 浅い夢に浸る

悩ましいあなたの瞳 

花の薫りのする 灰色の憂鬱

 

白い肌のする 雪のような静けさ

あなたは微笑んだ 白い景色に映る水色のように

幽かな幸せを確かめていた

情景は鬱蒼と 花は風に揺れた

満開の景色は いつまでもここにあると想っていた

あなたはいつまでも 私の胸に寄り添う

それこそ 愛の高揚は存在するはずだと

願っていた

 

それでも抱き合った 滲み出る汗

荒々しい心臓の鼓動 あなたを見つめて

互いの孤独をすり合わせた

無意識は混乱し やがて正気を失う程に

あなたを愛していた

無為な言葉など要らない

あなたは微笑み 私の唇を奪う

まるで冷たい身体が 熱を奪うように

 

すり合わせた頬が涙に濡れるとき

愛は帳を迎える まるで悲しむように

悠然と輝く星空 愛は儚い それは夢のよう

あなたを愛している

この腕の中で 続いていく永遠を

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