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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 光りを求めて

2010年05月17日 | 歌詞
せめてもの報いを 求める少女のように
狭まっていく視界に心は焦り
絶えず探し続けた 光に手を伸ばした

新しい奇跡を信じる 母親に寄り添う子供は
その手の中に滲む哀しみを この地上へと滴らせた
蔑まれ 唾を吐かれた昨日の悲劇も
今は温かな 季節の中で反芻している

零れ落ちる砂は その欲望に揺れる
人間の心を慈しみ 優しく包み入る


荒原のそよ風 そばたてる耳に偽りは疼く
遠くを見つめるカナリアの涙は
鼓動に触れるような 安らぎを紡ぎ出す

新しい動向に惑い 母親に泣きつく子供は
深緑に混ざり行く情景を その両の眼に焼き付けた
感心し 大きな胸の中に見たモノも
今は細やかな 想いの中で反駁している

吹き消える砂は その儚さに暮れる
人間の愚かさを見定め 優しく慰める
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みやすけの唄 考える人

2010年05月06日 | 歌詞
冴え渡る感覚が 喉元を通り過ぎる
酷寒に打ち震えるのは 少女の小さな掌と
人間が残した 残飯に集る虫の溜息

想像力が欠落している 人間の性悪
鼓動に力が入らない 現実に惑う貴方

登録制の隷属関係に 今終止符を打て
愛が世界を救うなんて 本気で思っているのかい
風は扉を砕いて 僕らを襲う


凍りつく質感が 肌を通って流れる
極悪な本能が開く 少女の小さな希望
人間が試した 革命に揺らぐ運命の涙

感傷力が放埓している 孤独の要
未来への羨望が消える 幻想に暮れる貴方

山岳地帯を駆け抜ける度に 走り抜ける疾風
恋情が人間にある事 暖かな光の流線
波は僕らを浚って 孤独に流れる
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みやすけの唄 感染

2010年04月12日 | 歌詞
虚ろな日々に 愛想を尽かす
集い固まる思考の矛先が
更なる至福を求めて邁進する

切り詰めて投げ出した 希望の欠片達が
宙を充満している 異様な流量値に左右され
それがまるで自然現象のように
忽ち希望は 粉砕された

どうにもならない毎日を送るのは
未来に託した憧れを 追い求めるため
そして いつしか忘れ去られた鳥の唄を 詠むように
瞳に映った憧憬を 掌でそっと握り潰す


孤独な時を 確かに感じる
今宵眠れぬ不安に苛まれ
更なる孤独を求めて激昂する

暗闇に怖気づき 夢の世界に消えた
意味を探して叫んだ 現実の期待値に困惑し
それがまるで自然現象のように
忽ち世界は 形成された

強張る白い手に変異を願うのは
子供の眼に映る疑問を 解き明かすため
そして 静寂に浮かぶ真実の鼓動を 聞き逃し
喘いだ声音に心情は これからの時に震撼する
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みやすけの唄 別れの詩

2010年04月05日 | 歌詞
遥か遠い沖の彼方で
夢の情景の淋しさが 雨に震えている
想いの波瀬に 揺れている花は
超える事の無い地平に 小さな明かりを灯す

寒さで凍える指に滴る
水滴を弄びながら
心に感じる静寂の流れの中に 一人身を任せる


空になびく雲を眺めて
零した溜息の重さに 涙を浮かべている
返る事の無い 旅人の影は
疼き続ける傷跡に 幽かな希望を仰ぐ

孤立する事で 無理に振り撒く
微笑みに憤慨を覚え
明日に馳せる言葉の羅列の中に 一人身を埋める

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みやすけの唄 空の色

2010年03月28日 | 歌詞
風に乗せた願い 昏倒する木霊の淋しさ
両手から零れ落ちる小石を眺めて
人知れず漏らした溜息

言葉の過ちに 翻弄された
哀しき過去の 憂鬱を想う

青空に掛けた虹に 無数の問い掛けは
可憐な弧を描き
涙を流した 静寂に浮かぶのは
漠然とした 安らぎの響き


風に馳せた調べ 過酷な生を生きる無情さ
両手から溢れ出る 命を見つめて
人知れず漏らした嘆息

嘆き悲しむ時 覚醒された
太陽の陽に 陰る月を見る

木漏れ日に揺れる葉に 無数の泡沫は
孤独の痕を見て
心に流れる 言葉に浸るのは
整然とした 時の持つ定め

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静寂→しじま
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みやすけの唄 世界の流れ

2010年03月14日 | 歌詞
夜空に賭けた 星の願いは
抑圧された新星の 哀しき唄へと変わって行く
変わらぬ欲望の 犇きに泡沫を語る
あなたの横顔が 妙に淋しげな 旋律を奏で出す

恐慌に陥った 世界の流れは
僕らを蠱惑の 世界へと導いて行く

道楽に耽る 脚の無い精霊よ
滝から落ちる明日への そうした祈りも今は何処に
葉緑素に 紛れ込んだ光線は何時しか
蒸発した想いの波瀬へと 舞い上がって行くのだろう


夜空に馳せた 星の想いは
生存を賭けた労力に 偽りの感情をたぎらせる
しがない切り札に 込めた様々な策略が
あなたの横顔に 妙に誇らしげな 自信を植え付ける

動向に惑わされた 世界の果てに
僕らは明日への 祈りを捧げるのだろう

孤独に惑う 一人の精霊は
その途に照らされた 一途な心に感服する
生命線に 描かれた僕らの傷と共に
硬直した身体に覆う 冷たい悩みを背負っている
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