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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 感傷の唄

2010年06月21日 | 歌詞
青空に続く 雲を見つめて
吐き出した言葉の泡沫は
つまらない欲望に振り回されるだけの
唐突な感情の起伏

そぞろ行く羨望の未来でさえ
横暴な戦慄に潜む ただの幻惑でしかない
雨に打たれて しゃがれた声にまどろむのは
夢の跡に消えた 吹き溜まりに疼く虫の吐息


寒空から降る 雪を眺めて
紡ぎ出した愛の移ろいは
収まらぬ興奮に振り回されるだけの
辛辣な情緒の乱れ

感傷でさえ虚ろな現ならば
涙に暮れた無為な時も ただの無情でしかない
風に吹かれて 佇む恣意の儚さは
夜の帳に降りる 孤独に包まれた虫の知らせ

嘘に縛られた哀しみを背負い
流離い行く海辺に 落とした涙の雫は
恍惚とした光に揺られ 小波に沈んでいく 


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みやすけの唄 雨の日

2010年06月20日 | 歌詞
消えた雲の行方を追って
吐き出した声の儚さは
憂鬱な時雨の降る朝に木霊した
轍の跡に浮く旅人の足音

羨望が未来の安らぎを約束するのなら
その混在した欲望を
あえて閉ざした夢の道を眺めるように
想い哀しむ今日の夕暮れの中へと託せばいい

泡沫に消えて行く哀愁の調べを唱える
あなたの横顔は
剥き出しにされた表皮に流れる涙を想う


消えた愛の行方を捜して
継ぎ足した水の無情さは
暗鬱な響きの映える夜に涙した
少女の唄に泣く旅人の憂き声

渇望が過去の慟哭に狂乱するのなら
その混沌とした憎しみを
固く閉ざした途の跡を憐れむように
想い強張る明日の朝焼けの中へと埋めればいい

徒然に暮れて行く太陽の姿を見つめる
あなたの横顔は
剃り落とされた心に溢れる不安を抱く
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みやすけの唄 夕日

2010年06月19日 | 歌詞
失くしたものを 背負いながら
涙に暮れた夕日の切ない慟哭
揺れる灯に想いを 寄せても
枯れる季節の儚さには敵わない

倒木の影に潜り込んだ
粗暴な夢を持った少年は
縦割りの世界に 犇いている憂鬱を
一人で溜め込んでいる

明かした筈の 夢の話は
刹那に感じた朝日の切ない衝動
擦れる心の葛藤に 泣いても
火照る身体の枯渇には敵わない

警鐘の鳴る今の世界に
躊躇いがちに放した泡沫は
歓びに餓えた 心が映し出す孤独を
確かに感じている
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みやすけの唄 偽りの詩

2010年06月16日 | 歌詞
あなたと交わした 言葉の数々を
小波に揺れる 僅かな想い出の中で反芻する
戸惑いの中で暮れ行く 夕日に背を向けた
小鳥はその鳴き声を宙へと向けた

飛行機雲に映る 哀しみは
冴えない町の情景に 小さな風波を立てる
愛に飢えた 子供の小さな掌に
降る雪の儚さは 混沌とした情緒の黄昏


あなたと交わした 行いの数々を
荒波に揺れる 確かな旋律の中で反芻する
道楽に暮れた未来の 寂寞に堪える
小鳥はその鳴き声を明日へと向けた

鰯雲に映える 淋しさは
揺れる鼓動の強かさに 切ない愛の唄を贈る
愛に綻ぶ 子供の朗らかな顔に
滴る水の冷たさは 整頓された情緒の蠱惑

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みやすけの唄 花

2010年06月15日 | 歌詞
慰めの言葉に 心は乱れ
絶え間ない程に汚れた欠片達が
夢幻に染まる 現実の狭間で 波に揺れ流れて行く
誇れば誇る程に 溢れる涙は
心の傷跡に 強固なかさぶたを作り出す

花は季節の 綻びを紡ぎ出し
途方に暮れる 旅人の淋しさを潤して行く
雨に濡れる 無情な恋の帳
君と交わってきた 無数の夢想達が
時雨の強かさの中で 木霊し続ける


戸惑いの情緒に 花咲き誇る
力の止めど無い放埓な色彩よ
涙に染まる 蠱惑の花弁に 映える心境の滑稽さ
頼れば頼る程に 枯れ行く涙は
あの時の痕跡に 燦然とした光を灯す

花は哀愁の 償いを導き出し
途方に暮れる あなたの頬に涙の跡を残す
風に吹かれる 無情な愛の凋落
君と感じてきた 無数の憩いの時が
春雨の儚さの中で 木霊し続ける      

例えこの世で辛辣な未練に伏してしまっても
木漏れ日に揺れる魂の旋律は消える事の無い
花の快活さで私の心を癒 偽りの詩
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みやすけの唄 世界の流れ

2010年06月14日 | 歌詞
夜空に賭けた 星の願いは
抑圧された新星の 哀しき唄へと変わって行く
変わらぬ欲望の 犇きに泡沫を語る
あなたの横顔が 妙に淋しげな 旋律を奏で出す

恐慌に陥った 世界の流れは
僕らを蠱惑の 世界へと導いて行く

道楽に耽る 脚の無い精霊よ
滝から落ちる明日への そうした祈りも今は何処に
葉緑素に 紛れ込んだ光線は何時しか
蒸発した想いの波瀬へと 舞い上がって行くのだろう


夜空に馳せた 星の想いは
生存を賭けた労力に 偽りの感情をたぎらせる
しがない切り札に 込めた様々な策略が
あなたの横顔に 妙に誇らしげな 自信を植え付ける

動向に惑わされた 世界の果てに
僕らは明日への 祈りを捧げるのだろう

孤独に惑う 一人の精霊は
その途に照らされた 一途な心に感服する
生命線に 描かれた僕らの傷と共に
硬直した身体に覆う 冷たい悩みを背負っている

    
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みやすけの唄 夜の世界

2010年06月13日 | 歌詞
夜の帳に寂しげな唄が聴こえる
赤裸々に 明かした筈の大きな夢が
また一つ 小さな塵に変わる

風向き変わる 世の中の畔に
変わらぬ愛の 旋律が漂っている
少女は泣いていた顔を上げ
誇らしげに笑って見せた

優雅な川の流れに乗って
爽やかな春の息吹を感じる
それは永遠に変わらぬ
確かなモノを抱き締めるということ


夜の帳に寂しげな唄が聴こえる
矛盾した 世界に賭けた大きな夢が
また一つ 些細な塵に変わる

季節の変化に 心惑わされる
あなたの背中が 時間の必然になる
心の中の偽りの感情など
この世の未練でしかないのだから

淋しさは明け方の空で明星の涙となる
決して揺るがない蒼穹の木霊となって行く

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みやすけの唄 夜の時間

2010年06月07日 | 歌詞
移り吹く風に煽られ
あなたの頬に 落ちる涙は
空の蒼さに 拡がる世界を 重ねた日々の願い

落ち行く言葉を 今は覚えてはいないけど
心の奥には 蟠っている追憶の影が一つ

さり気無い想いの架け橋に
透き通る肌の白さ 霞む世界の流れに追われて
光の温かな鼓動に 感じた哀しみ


変わり行く心に滴る
孤独の声に 震える身体
夜の惑いに 傷ついた朝は 再び地平に沈む

去り行く切なさも 今は流れてしまったけど
あなたの瞳に 溢れた涙に支配された現実

かけ違えた電話の後に
静寂の中で喚く 後悔に心は引き裂かれ
時間の軽やかな振動に 感じた夢心地
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みやすけの唄 あの頃の詩

2010年05月23日 | 歌詞
あの頃の鼓動の温かさを覚えている
沈み行くものの儚い命の調べでさえ
この気持ちを抑える事は出来ない

陽だまりに揺れる夢想の跡が
朗らかな光の淋しさを滲ませている

あなたの声が聴きたくて
そっと囁きかけた 少女の表情に差す 
不穏な空気の流れ


あの頃のしなやかな腕の感覚を感じている
無くなり行く定めに抗う子供の涙でさえ
この気持ちをいさめる事は出来ない

言葉の無力さに泣く現実に
跡形も無く消えてしまう事を望んでいる

あなたの心が知りたくて
華奢な胸に当てた 手から僅かに伝わる
微温の小さな胎動
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みやすけの唄 鼓動

2010年05月20日 | 歌詞
夏草が香る 夕暮れの景色が懐かしい
懐に仕舞い込んだままの 忘れられた想い出は
いつの時代の面影を残している

量産された哀しみ 泣き明かした夜が恋しい
少女はその手に滲んだ 血の色を眺めて苦笑し
突き出した刺の痛ましさに 再び涙を流した

若葉が風に揺れながら 遠い地平へと流れて行く
囀る鳥の声でさえ 虚空に響く木霊に過ぎない


北風に凍る 影の部分に隠された声
僅かな吐息に混じり込んだ 実在の混迷は
いつの時代の溜息を見つめている

滞る連帯感 あの頃の友が懐かしい
少女はその眼に映る 歓びを葬り去らせ
渦を巻く雲の恐ろしさに 再び声を涸らした

水の流れの中に和らぐ 刹那に感じた哀愁に
揺れる葦の声音さえ 現実に揺らぐ喧騒に過ぎない
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