

三井住友海上火災保険株式会社
人事部人事チーム課長代理
東雅史氏(あずままさふみ)
2000年入社。リテール営業を経験した後、大型代理店を担当するプロエージェント支社で6年活躍。
2008年から人事部に異動し、採用チームの要として活躍。
1000名募集が1分で終了! 説明会予約や情報収集にスマートフォンは有利
説明会で学生を見ると、スマートフォンを持っている学生が急増しています。セミナー会場で学生に聞いてみると昨年は2-3割程度だったのが今年は7-8割。持っている学生は休み時間にも情報収集等をしていますね。一方で、持っていない学生は不利を実感して嘆いています。
特に差が出るのが説明会予約。全国でのべ5万人を対象に説明会を行いますが、予約はどれもあっという間に埋まります。
特に500人、1000人規模のものは1分で埋まりました。弊社はフィーチャーフォンでも利用できる登録サイトを作っていますが、それでもスマートフォンの方が操作しやすいのは確かです。
昨年あたりから企業がメールで発信する情報も増えていますし、PCに来たメールを手元で簡単に見られるメリットは大きいですね。また、弊社の場合は会社案内もWeb版へ移行しています。 素早い対応やスムーズな情報収集には、もはやスマートフォンが欠かせないように思えます。
就職活動生は一生に1度のことかもしれません。自分にとって必要なツールや行動を見極めて、後悔のないように取り組んで欲しいですね。

キャリア・コンサルタント
村山賢一郎氏(むらやまけんいちろう)
キャリアコンサルタントの資格を持ち、パラマウントベッドの人事部採用担当として活動しながら就職コンサルタントとしても活躍。
意識の高い学生ほどスマートフォンを所持 新しいものを取り入れる積極性も大切
年々スマートフォンを持つ学生が増え、特に情報感度が高い層ほど持っている率が高いようです。
まだPC用サイトしかない企業も多いですが、今後はスマートフォンに対応しようという動きが強くなっています。
説明会予約や企業研究などでPCと同じサイトが使えるのはメリットですね。スマートフォンを使いこなす人は、企業が求める“情報に敏感で新しいものを積極的に取り入れる人”というイメージにも近いのではないでしょうか。
クイックレスポンスも就活には大切です。
OB・OG訪問のお礼をPCのメールアドレスから、TPOに合わせた内容で早めに送れば印象に残るでしょう。Twitterなどを通じて就活生同士のコミュニケーションを取るのも大切です。企業や他学生の動きを知ることが就活には役立ちます。
就活では、人と同じではなく、“これだけは負けない”というものを持たなければ勝てません。自分でしっかりと考えて判断するためにも情報は大切です。
就活という戦いで、しっかりと目的意識を持って活動できるようがんばってください。


矢浪俊介(やなみしゅんすけ) 鉄道業界内定

3年の3、4月頃です。就活関係なくスポーツ新聞のサークルにいたので、取材時にボイスレコーダとして友人がスマホを使っているのを見て買いました。

6月頃から始めましたが、忙しくなってきたのは就職サイトがスタートし出した10月頃です。ただ、就活サイトに載る情報よりも、直接企業のホームページを見ていた方が情報の入手は早いと先輩から聞いていたので、スマホで企業のホームページをチェック、ESの内容などをチェックしていました。

ボイスレコーダ機能は面接対策として役立ちました。「3分間で自己紹介をして下さい」など言われることがけっこう多かったので、録音してしゃべり方の練習をしていました。

ESは全部で60社程書きました。新幹線で移動することもあったので「Evernote」に入れて確認をしていました。さすがにスマホでは打ちにくいので、ワイヤレスキーボードを持ち歩いてスマホに繋ぎ、空き時間を利用して作成していました。ノートパソコンを持ち歩くより小さいので便利ですよ。

「かんたん学歴年度早見表」は履歴書を書く時便利でした。後は僕のモットーとして「就活費用は親に頼らない」というのがあったので、「支出管理系アプリ」で金額整理をしていました。
「To do リスト」機能のアプリも就活とそれ以外(ゼミ、サークルなど)を別々のアプリで管理。さらに色分けして通知させ、漏れがないようにしていました。
「Twitter」は主に情報収集でしたが、広告会社などTwitterだけで募集している会社もありましたよ。後、「瞬間日記」は自己分析に使いました。
就活以外では「Skype」のビデオ通話が、みんな忙しく集まれない時でも、ゼミのミーティングができたので良かったです。

その他大勢にはならないで下さい。周りに流されず、いろんな人に会って、自分の考えで動く。自分らしい就活を送って下さい。


安藤早紀(あんどうさき) 人材教育業界内定

3年の12月頃からです。周りの友達も半分ぐらいスマホでした。就活を意識して買ったんです。説明会予約が間に合わなくなってきたので。
スマホだと面接前やESの内容が発表されたタイミングで企業のホームページを確認できたので便利でした。

私は機械にあまり強くないので無料アプリしか使っていないのですが、けっこう充実しているし、簡単に使えるなと思っています。メモ系のアプリは自己分析に活用していました。
でも、どちらかと言ったら『Twitter』で内定先をフォローしたり『mixi』で就活コミュニティーを見たりと、ソーシャルで情報収集をしていました。内定が出てからは内定者同士での交流はみんなでアカウントを取得して『facebook』でやっています。
『Gmail』もOB訪問のお礼がすぐに出せるので活用していました。

スマホはとても便利で、簡単に情報が入手できますが、自分の足で動かないと何も始まりません。上手く情報の取捨選択を行なうのがポイントかなと思うので、がんばってくださいね。


川村拓摩(かわむらたくま) 法学部
インフラ業界内定
スマートフォン(以下スマホ)はいつ頃から使っていますか?
3年の春頃、ちょうど就活を意識しだした頃です。
周りも友人たちも皆少しずつスマートフォンに変え始めていましたね。
スマホとガラケー(従来の携帯電話)の2台持ちをしている人も多く、
どちらに絞るかは、使ってみてから考えるって人も多かったと思います。
就活はいつ頃から本格的に始めましたか?
5月の終わりごろスタートし、本格的になってきたのは、
リクナビやマイナビといった就活サイトがオープンした10月ですね。
その頃は、企業の説明会予約などでスマホをよく使っていましたよ。
家に帰る前に移動中にチェックできたのが良かったです。
サークル活動との両立も大変だったと思いますが、スマホは役立ちましたか?
そうですね、かなり活躍してくれました。
例えば合宿について話し合っている最中に、その場ですぐにレンタカーが調べられたりと、
ミーティング中に検索ができたのはよかったです。
就職活動中とはいえ、サークルだけに限らず、部活やゼミ・アルバイトなどとの両立で
忙しい学生は非常に多いと思いますので、移動中や外出先でも様々な情報を得られるスマホは
重宝すると思います。就職活動に役立つおすすめのアプリはありますか?
『乗換案内』や『ネットプリント』はおすすめですね。
『乗換案内』は電車移動が多い就職活動中に、
目的の駅に迷わず最短距離でたどり着くために毎日のように利用していました。
就活には必須のアプリではないでしょうか。
『ネットプリント』はコンビニのセブンイレブンで印刷ができるアプリです。
ESや予約ページをプリントアウトしてくるのを忘れた時に役立ちました。
立て込んでくる時期になると、何社も同時並行で進めていかなければならないのですが、
うっかり忘れてしまったときや、急遽必要になった場合などにも対応できるので、
このアプリには何度も助けられました。最後にこれから就職活動をする後輩の皆さんへ向けて何かメッセージはありますか?
就活はサークルやゼミを決める感覚ではなく、40年間働くつもりで選んで下さい。
人に流されず、自分のやりたいことをしっかり考えて。
もちろん辛いこともありますし、疲れてしまうこともあるかと思いますが、
自分の良いところ悪いところと向き合える本当に良い機会です。
あきらめずに最後までやり切れば、必ず自分自身が成長しているはずです。
頑張って下さい!
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