さくちゃんのデジタルライフ

パソコン初めて〇年、楽しいけど奥深い。
そんな日常のつぶやきごと

スーパー浮世絵 江戸の秘密展

2017-03-22 | 日記

1月末から5月21日まで茅場町1丁目平和ビル特設会場で、

「江戸の秘密展」と「食神様の不思議なレストラン展」が開催されています。

浮世絵をデジタルアートに加工して、その世界に入り込むような展示があると聞き、

行ってきました。

まず最初に『東海道五十三次』の日本橋を渡り、江戸の町へ入るところから・・・。

ガイドしてくれる声は、片岡愛之助さん。

川には魚が泳ぐ映像も映し出され、前のスクリーンも動きのある絵が面白い。

橋を渡って、浮世絵の世界へ入ってみましょう。

そのスペースの解説が動画で流されているので、知らなかったこともしっかり把握。

『武蔵国調布の玉川』の洗濯をする女性が動いています。

江戸の四季の様子、浮世絵の人物が歩き回ります。

知っている浮世絵も、動きが加わることで、ポップになりますね。

壁面には、そのコーナーで使用されている浮世絵の原画も展示してあるので、

浮世絵自体を眺める楽しさもあります。

もともと浮世絵は庶民の楽しみ、好きな歌舞伎俳優のプロマイド代わりだったり、

生活の様子を描いていたり・・・

だから仰々しく額縁に入れて飾ることもしなかったそうです。

明治に入って陶器を海外に送る際壊れてはいけないので、

古い浮世絵は包装紙代わりになっていた。

届いた先では、遠く江戸の風俗が想像できる浮世絵が面白かったに違いない。

この包み紙(=浮世絵)が海外で評価される一因になっているのだそうです。

今では世界的に美術的価値が高い浮世絵だけど、

当時きれいなカレンダーを飾るようなものだったのかな?なんて。

そんなことをかんがえるようになり、すごく興味がわいたのは事実。

幾層にも版画の色を重ねて立体的に展示。

凪いでいる大きな海のスクリーン。遠くに富士山が見える。

ってことは、『富嶽三十六景』の世界。

海・・・荒れてきたよ

この波を立体的に見せるのも苦労した見せ場なのだと、テレビで見ました。

魚が描かれた浮世絵もたくさんある。その魚たちが飛び跳ねる!

この後、『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』の巨大魚がざばーんと登場しました。

これは壇ノ浦の戦いだと思う。義経が亡霊と化した平氏と船の上で戦った場面。

色々な妖、霊たちが船に寄って来る。

このあたりから、コーナーはちょっとこわーい幽霊や骸骨に・・・。

本当は左側にスクリーンがあります。幽霊がふわふわ・・・

こちらは、吉原の遊郭、窓では美しい女性がこちらを見ています。

窓の前に立つと、浮世絵の女性がチラッとこちらに目を合わせ、

ニコッと笑うんです。楽しい仕掛けです。

最後はオールスター勢ぞろいの場面でおしまいです。

食神様の不思議なレストランも同時開催。セット券は神様のおいなり付き。

食に興味の深い方は、こちらも面白いと思います。

都内ショッピングの合間にどうぞ。


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