もちろんポジショントークです。数理モデルもeDNAもやりたいです。
最近、数理モデル(Theoretical Dynamical Model:TDM 用語の解説はここ[冗談の分かる人だけ開いてね])のすの字も出てこない申請書や論文ばかり書いているので欲求不満でちょっとその反動で思うところをちょっと書きます。相反しますが私をただの数理屋だと思うなよ、ってのもあります。ちなみに最近、台湾の竹林でとった細菌と真菌のメタバーコーディングのデータ処理もめどがついてきました。何が言いたいかっていうと、時代遅れの数理生態学者の僻みだと思わんでくれ、ということです、ハイ。焦りはありますが。
前にも書いたんですが(ここ)、環境微生物DNAって、生態学の革命にはなりませんでしたよね。
しかーし、山積みの仮説の在庫処分が終わったらどうすんの?ってことです。
もう3年前に書いたこと(ここ)の繰り返しになるけど・・・
何らかの目的があって(=つまり何らかの仮説・理論の影響下で)取ったデータから、新しい仮説なんで出てこないわけですよ。だいたい20世紀の革命的仮説で十分なデータ量に基づくのってどれですか? Lindemanのtrophic levelもmicrobial loopもGaiaもPlant-Soil-Feedbackも(データはあってもデータ量とは関係ない)妄想でしょ。だって写真にも写らないし手で触れることもできないし。
21世紀になったって仮説は妄想から。妄想を形にするのはなんてったって直接観察とTDM(EDMでも妄想ができるようになるといいんですけどね・・・)! というわけで蛍光顕微鏡ほしいです。またまた一貫性ないこと言いますが、あと自分もデータ爆発に参加したいんでspectrofluorometer(こんなんとか)買って、こんなんしたいです。
というわけでデータ爆発のスピードに追い越されないように、TDMで妄想力を鍛えて仮説爆発よもう一度! ただし、個体群・群集生態学以外でね(もしくは狭義の群集生態学でもまだ何か埋もれてますかね・・・)。
というわけで数理生態学(妄想系)は永遠に不滅(であってほしい)。みんな辞めないでね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます