二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

「北国街道、海野宿」に想う

2006-05-01 23:11:47 | 旅行
東大名誉教授の海野和三郎先生から、少し前に頂いたメールをご紹介する。
先生は、自身のご先祖の地、海野宿に、現在は海野姓の家が一軒も無くなっていると、かねがね歎いて居られたのでも分かる通り、海野宿には深い愛着を持っていらっしゃる。

その海野先生の高校の一年先輩で、高校時代に学生寮の総務をした小山正邦氏(全国味噌会社連盟の会長、小諸市)から、先日お手紙を受取って、其処には、驚くような事が書かれていた、という。
海野先生から私へのメールの用件は、その事の連絡であり、その部分を転記すると、次の通りである。


「海野(木曽義仲挙兵の地)にいて、義仲とも京都にのぼり、その後有為転変の生涯を送った(文章博士にもなり、出家もした)海野幸長なる人物が「平家物語」の作者である、
という別の2冊の小冊子を送って頂いたので、思いもよらぬ推理小説じみた祖先??の話に驚いています」。


というのである。 私としても、思いも寄らぬ話で、吃驚である。
荒唐無稽な与太話と受取るか、トロイを発掘したシュリーマンの故事があるではないか、と考えるか、は夫々にお任せするとして、思いも寄らぬ情報なので、事の真偽は別として、、一応此処にご披露する次第である。



私が此処にこの話を書き始めたのは、Alps氏のブログ、cogito,ergo sum に本日公開された記事、
「北国街道、海野宿」
を見て、海野教授のメールを思い起したからである。



が、この記事に「東部町」の名前を見ると、以前に書いた私の記事:
[A-18] :「出逢い」に想う(1)、の話の元となった、
キャズ君の記事:[C-106]海外旅行(3)、 を思い出す。


あの話に紹介されていたMさんも、東部町に縁のある人として、思い起すのである。

こうして海野宿に縁のある実在の人物の胸中を思うと、
Alps氏がこの宿場の風情とか情感を描写するだけでなく、此処に生きた人の生活を想い、歴史的な地名を大切にしたいと願っていることに、
深い共感を覚える。

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1 コメント

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Unknown (Alps)
2006-05-02 11:58:09
海野白鳥河原に挙兵した木曽義仲の其の後の歴史的経過は周知の通りだが、その軍の中に居たと言われる海野幸長なる人物が「平家物語」の作者と聞いて、真偽の程は歴史家の解明を待つとしても、思いも寄らぬ話に一驚している。しかしこの話は信州出身者としては多分にロマンを感じさせてくれる。

Mさんの話も併せ、東部町の歴史を見聞するにつけても、母郷の歴史や祭事の伝承と、それに絡む諸施策に就いて、施政者は思いを致すべきではないだろうか。
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