先日、板門店で韓国に亡命した北朝鮮兵士が寄生虫症に罹っていた話は大々的に報道されたが、B型肝炎、結核にも罹っていた話は陰に隠れてしまっている。
日本も先進国とは言い難い結核の中蔓延国であるが、北朝鮮は世界で10指に入る結核高蔓延国だそうだ。
2016年の罹患率は人口10万人あたり513人 死亡率は43/10万。
日本の罹患率13.9/10万、死亡率は未確定(因みに2015年は1.6人/10万人。日本国籍の海外移住者等の死亡の届出後に確定するものと思われる。)
(図 WHO Global tuberculosis report 2017より引用)
結核は空気感染だから、咳やくしゃみをする排菌結核患者であった場合、対面調査した場合には、感染の危険がある。無論、排菌していないなら大丈夫だろうが、そんなに簡単に割り切れるものでもなさそうだ。
上陸者の対応は、念の為、通常のマスクではなく、鳥インフルエンザの鳥の殺処分時に装着するN95マスクが望ましいのではないだろうか。
また、上陸者については胸部X線検査くらいしておいた方がよさそうだし、万が一発病していたら、人道上最低限の治療は行うべきだろう。
秋田県の由利本荘市に上陸した8人は仙台空港から長崎まで海上保安庁のプロペラ機、その後は中国、中国から平壌まで民間機で移送したと思うが、万が一、排菌結核患者がいたならば、乗客と客室乗務員は結核菌に感染する危険があるだろう。
日本のような甘い対応をしていると、世界中に蔓延させてしまう可能性があり、国際問題になりかねない。
青山繁晴参議院議員が、上陸者が天然痘ウィルスに感染していたら、大変な脅威であると指摘しているが、全くもってその通りだ。自爆ならぬセルフバイオテロだ。
天然痘患者が歩いて飛行機に乗り込めるとは考えにくいが、遺体については天然痘等も考えて対応した方がよさそうだ。
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