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北朝鮮ミサイルー原子力関連施設と日米軍事基地が集まる青森県が脅かされる心配

2021-09-16 01:13:04 | EMP電磁パルス攻撃
【共同通信】
―北朝鮮は15日午後0時34分と同39分に、中部平安南道陽徳郡周辺から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射。韓国軍が発表した。岸信夫防衛相は、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと推定されるとの分析結果を記者団に明らかにした。変則軌道で約750キロ飛行し、最高高度は約50キロだったとみられる。石川県・能登半島沖の舳倉島から北約300キロの海域に落下したと推定され、船舶などへの被害はなかった。
 北朝鮮の弾道ミサイル発射は半年ぶり。防衛省によると、日本のEEZ内に落下したのは2019年10月以来。北朝鮮は8月の米韓合同軍事演習に強く反発していた。—

 9月15日午前中、日本政府はわが国の排他的経済水域 EEZ外の日本海に落下と発表。領土・領海でないので、Jアラートは発報されなかった。しかし、菅総理は「言語同断」という厳しい言葉を使った。筆者は、もしかして排他的経済水域内だったのではないかと政府の発表を疑った。アフガニスタンから撤退したばかりの米国が日本のためにどこまで肩入れするのか甚だ心許ない状況にある現在。そんな時期を狙っていたかのように。

 着弾したのが能登半島沖の舳倉島の北約300㎞の海上だと青森県か北海道沖の日本海だろう。
 日本海に面した青森県つがる市富萢屏風山には航空自衛隊三沢基地の車力分屯基地があり、PAC3と米陸軍Xバンドレーダーが配備されている。当然、車力分屯基地とその太平洋側にある米軍三沢基地および航空自衛隊三沢基地を脅かすのが北朝鮮の主目的だろう。
 1998年と2009年には日本上空を通過して三陸沖にミサイルを着弾させているし、2017年には津軽海峡上空を通過させ太平洋に着弾しているので、北朝鮮にとっては日本にミサイル攻撃を加えることなど、いともたやすいことだ。しかも最高高度50㎞かつ変速軌道で、迎撃困難ということであれば、日本の防衛策はやはり敵基地先制攻撃しか選択肢がないように思われる。
 
 ところで、青森県東通村には運転停止中の原発1基、大間原発は建設中断中、むつ市には使用済み核燃料の中間備蓄センターが当初計画の3000トンを5000トンに規模拡大して建設中である。また、三沢基地の隣の六ケ所村には使用済み核燃料再処理、ウラン濃縮工場等々があり、現在は2968トンの使用済み核燃料を貯蔵冷却している。北海道と本州を繋ぐ送電網があり、ここで何か起きれば、北海道、東北地方の電力供給にも影響する場所だ。

 また、陸海空自衛隊基地が揃って存在する地方自治体は青森県だけである。北海道との間には国際海峡である津軽海峡が存在し、各国の潜水艦が潜航している。わが国の安全保障上、極めて重要な地域であることは間違いない。

 六ケ所上空あるいは東通原発上空で核弾頭搭載ミサイルの核弾頭が爆発され高高度核爆発電磁パルス攻撃(HEMP: Highaltitude ElectroMagnetic Pulse)を受ければ、使用済み核燃料の冷却は不可能となり、少なくとも十万人以上の住民は遠方へ避難せざるを得なくなるだろう。
 先ごろ、高市早苗氏がこのことと敵基地先制攻撃の必要性について言及したばかりであるが、ネット民には荒唐無稽との扱いを受け、メディアの受け止め方も甚だ危機感に欠けるものだった。筆者はむしろそのことに衝撃を受けた。高市氏は目前の危機について注意喚起していたのだ。
 関連して、青森の地方紙東奥日報に次のような記事をみつけた。
「米海軍が日本国内で初めて三沢基地に一時配備している無人偵察機MQ4Cトライトンについて、東北防衛局は27日、2機目が今月24日に三沢基地へ到着していたことを明らかにした。」

 高高度核爆発電磁パルス攻撃(HEMP: Highaltitude ElectroMagnetic Pulse)では電子機器、電気が一切使用不可能となり、情報も入手できず、車両も電車も全く動かなくなるのだから、移動手段は徒歩か自転車しかない。76年前、広島、長崎が原子爆弾による攻撃を受けたときと同様、いったい何が起きたのかわからない状況に陥るだろう。

 北朝鮮がそれを行えば、国際社会から孤立するだろう、などという甘い期待は捨てなければならない。壬申の乱、秀吉の朝鮮出兵、日清戦争、朝鮮併合、満州国建国、大東亜戦争、第二次世界大戦で命と土地を奪われ、日本に千年来の恨みと嫌悪感を抱いている朝鮮半島の多くの人々、中国、東南アジアの人々は多いだろう。また、日本と戦った欧米諸国でも日本をこころよく思わない人は私たちが思っている以上にいるだろう。孤立しているのは北朝鮮より日本かもしれない。先日のアフガン退避でも問題にされたが、外交に期待が寄せられている
 
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