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お目こぼしが過ぎるNHK「Rの法則」猥褻事件・日大アメフトタックル事件と働き方改革

2018-05-20 17:42:38 | 災難

NHKEテレ「Rの法則」のMC(司会のことを最近はこう呼ぶらしいが)を務めていたTOKIO山口メンバーがわいせつ行為(キスなど)を働いて、ジャニーズ事務所から契約解除となってからまだひと月も経っていない。

最近しきりと、山口メンバーはアルコール依存症、躁うつ病、多重人格だった、と言い訳がましい擁護記事が飛び交っている。こういう病気だから猥褻行為に走ったので大目に見てやってほしいと言わんばかりだ。
アルコール依存症や躁うつ病に苦しんでいる人はいい迷惑である。これらの病気とわいせつ行為は無関係だ。
金がなくて盗みに入ったら、騒がれたので人を殺してしまった、仕方がなかったのだ、と言っているのとかわりがない気がする。

ところで、「Rの法則」わいせつ事件では、フジテレビが、現場にもう一人男性がいた、と報道したが、あとで誤報だったと訂正謝罪した。しかし、本当はやはりもう一人いて、それが未成年者だったから問題が大きくなるのを避けたのではと怪しむ声があった。

ネット上で、ある若い男性タレントの数年前のツイッターが余りに性差別的、非人道的、猟奇的と今頃になって問題視され、所属事務所から契約解除にされたというニュースで持ち切りのようだ。因みにこの男性は「Rの法則」の出演者だったらしいが、ニュースからそのことは省かれている。

日大アメフトタックル事件も、危険プレーと言っているが、映像を見る限り、プレーと一切関わりない暴力行為だから、関西学院側は傷害として訴えればいっそスッキリする。学生は監督の命令だったから断れなかった、というのは、余りに幼稚で不良のパシリみたいで情けない。
二つの事件、逮捕されておかしくないのに、この勘違いといい、このお目こぼし、ウヤムヤは一体何なのだろう。

独立心のない未熟な体育会系人間や上下関係に従順な者を重宝がるのは、体力あり、上司の言いなり、使えなくなったらリストラ対象、と便利だからだろう。いい加減ウンザリのモリカケ問題をみても官僚の中にもこのタイプは少なくないのだろう。戦前の軍部・軍隊も変わるところはないし、大河ドラマ「西郷どん」も同じ匂いがする。物の考え方や忖度なる行動様式、社会の基本構造は百年二百年で変わるものではない。

昨今は「働き方改革」などといって、本当はAIやITの積極導入が面倒くさい政府は、健康や認知症予防にいいからと甘い言葉で、ロボットの代わりに国民を死ぬまで働かせようとしている。人手不足ならAI・IT導入を図るべきだし、移民も考えねばならない。島国日本人は外から外国人が入って来るのが怖いのだ。

死ぬまで働いて社会参加するのが健康な生き方だ、という押し付けはどうかと思う。これまで一生懸命働いてきた人たちが、体が不自由になる前に旅行に出たり、ささやかな趣味に愉しみを求めて何が悪い、と思うのだが。
「唯々諾々と我慢強く働いてきた年長者の中にはまだまだ使えるヤツがいるさ。」などと、失言政治家が口を滑らせそうだ。

「最近の若い人たちは、就職しても長続きしない、我慢が足りない。」という意見を新聞TV報道でよく耳にする。
労働条件が悪かったり、楽しくない職場で、遣り甲斐もなく腐りきった気持ちで会社や上司に言われる通りに働くより、自分に合った職場を探すほうがむしろ健全に思えるのだが…。

コメント
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