深海の青い月

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地獄少女 二籠第十四話「静かな湖畔」&ドラマ第十話「悲しみの記憶」

2007年01月14日 17時34分47秒 | 地獄少女
今週も欝話でした。


今回の舞台はバブル期に生まれたとある湖畔の新興住宅地。NY帰りのTVプロデューサー紅林は、自宅に中傷ビラやゴミなどの嫌がらせを受け続けていた。


妻もそんな日々に疲れ果て、相談できるのは向かいに住む元仕事仲間の脚本家柿村だけ。嫌がらせもエスカレートし、そんなある日嫌がらせ犯の放ったボウガンによって妻は命を落とす。


葬式で紅林の息子拓真は犯人が柿村であることを知る。しかし母殺しの容疑をかけられてしまい、中傷ビラをまかれ父子はますます追い詰められていく。


紅林は柿村に直接問い詰めるものの、柿村によって殺害される。その様子を目撃した拓真は警察に通報するものの、警察はなかなか来ない。拓真が現場に駆けつけ、今正に柿村に襲われるその瞬間、柿村は消えうせる。凄惨な殺人現場に死んだ父と愕然とするその息子を残して。そこへ愚鈍な国家権力の狗がやっと駆けつける。


藁の糸を引いたのは柿村と過去交際していた女性だった。しかし拓真は証拠不十分ながらも警察に再び連行される。二流脚本家柿村の書いた中傷ビラの「悪魔の子」という言葉を近所の住民は皆口にして物語は幕を閉じる。


救いようの無い話ですね。あえて救いを挙げるとしたら、拓真自身が紐を引くことはなかったということくらいだけど、結果からすると今後拓真を待ち受けるのは生き地獄だろうし、それだったら自分で紐を引いて直接復讐してしまった方がよかったのかもしれない。


あとうすうす感じてたけど、目の前で藁を引いて相手が姿消した場合、当然その人百パーセント嫌疑かけられるんだよね。そう考えると死後に地獄に堕ちる以外にもリスクが大きいんだと実感(今までその辺の描写がなかった気がするので)。


そういえば今回はあいの決め台詞と責苦の描写はなし。ただ地獄流し中の柿村の様子からするとボウガンの標的にしたらしい。確かにブラウン管には描写できないわな。


ちなみに次回は、世の中の悪の根源は政治だ!仕事もない!生活も苦しい!打倒○泉政権!と政治運動にハマってしまった親子の話らしい。「運動にハマった親子の話」って前もあった気がするけど、どれだけ予想を上回る話なのか期待大です。でも大泉政権てモロな名前だね。


続いてドラマ版を鑑賞。今回は医療ミスによって娘の命を落とされてしまった母親の物語。ただこの母親が記憶障害に陥ってしまってしまい、地獄通信にアクセスしたことも、藁の意味もはっきり覚えていないというのがミソ。


あいもそれだからかいつも以上に依頼人に介入する。依頼人はあいを事故死した娘と思い込み、そして医療ミスの原因の看護婦も藁の消滅を目論みヘルパーとして依頼人に近づく。


最後依頼人は無事に(?)地獄通信関連の記憶を思い出し、看護婦を地獄に流す。ちなみにドラマ版は責苦もソフトなものが多いけれど、流される側が「私が何をしたってえの!?」と開き直るパターンが多い気が。


その後三藁が「自分のやった事を棚に上げて・・・」と続くけれど、やはりTVドラマだから勧善懲悪色を強めてるんだなぁと改めて思った次第。ところで今回はあいの心境も少し描かれたので、残り2話でどのようにまとめるのか興味深いところです。

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2 コメント

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Unknown (NIVES)
2007-01-15 00:42:31
この前ふとチャンネルを変えたらドラマの方がやってました。青年サラリーマンがおにゃの子を監禁してる話でした。

俺にはおもしろさがわかりませんでしたよぅ・・・。゜(゜´Д`゜)゜。
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ドラマ版 (PYU~作)
2007-01-15 05:04:32
まずはアニメ原作ありきじゃないかね?


ドラマは上でも挙げたとおり勧善懲悪色が濃いんだけど、アニメ版はむしろ不条理感が強いものが多い。


そこをどう思うかなんだよね・・・。あとドラマで無理やりアニメのシーンを再現しようとしてて、悲しい事にちゃっちくなってしまっている箇所もあるから、アニメを一度見てごらんなさい。


欝な内容多いけどね。
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