一目惚れしたこの瞬間に、感謝と乾杯!!

人生長く生きていると種々雑多な事・物が頭に鬱積してすっごく重たい今日この頃です。今こそリフレッシュ!それでは、よろしく!

衝撃的なブラックボックス!Musical Fiderity V-DACの高い音楽性にノックアウト!!

2010-12-22 | Weblog

これが今回の主役、DAコンバーター「V-DAC」

 以前から使っているDACが年をとりすぎたため、代わりのものを探している最中に、オーディオ雑誌から思わぬ「快情報」に遭遇!「ブラックボックス」とも言える、英国ミュージカル・フィデリティの「V-DAC」と言うものをゲットしました。最近脚光を浴びている「USB-DAC」の範疇にも入るものの一つでもありますね!

 早速、メインシステムのDACの接続位置に置き、CDトランスポートとプリアンプ間に繋いでみました。

小型のボックスの為、制振には気を遣って設置する

 嗚呼、こんなに感動したことは、一体何時のことだったのかという想いが脳裏をかすめました!

 多感な思春期に聴いて感動して涙した音楽の数々思い出し、久々ぶりにじっくり、まったり音楽を聴くことになりました!!

 暖かく、やや厚く、線の太い音(その後、他のDACとの比較では、線は太くはありませんでした!申し訳ない!普通ないしむしろ細身かもしれない?)の中に、音楽的な感動が何のフィルターも通さない「素晴らしい音楽」となって、そこここから聞こえてくるんです!こんなことは、当方の数十年となるオーディオ人生でも、それ程多くない経験の一つといえるでしょう。正にミュージカル・フィデリティの音質傾向ですが、こんなに低価格の機器から、これ程の素晴らしい音と音楽が生み出されてくるとは、ほんとうに、本当に大変なことだと思いました!

 

店頭での吊り下げ用販売も可能なパッケージ

 ひょっとしたら、外付けのACアダプターによる電源駆動も、S/Nの良いこの音に深く関与しているのかもしれません。音楽の鳴っている背景にじっと耳を澄ましてみても、小さな雑音など微塵にも聞こえません!どこまでも澄んでいて透明なパレットの上に、やや油絵に近いタッチで描かれた音たちが耳に飛び込んできます。

 S/N比の良さばかりではなく、適度に広くフラットな周波数レンジや適度に大きいダイナミックレンジ、そしてやや線の太い音の出方には、無論高級パーツで作られたオーディオ機器のブランドに固有な、そして高品位な音には適いませんが、最先端を行く「デジタルの世界」が垣間見えたと思いました。ちなみに、解像度や音場感、密度感、そして色彩感などは、上を見ればキリありませんが、そこそこにありますので、アラ探しをせずに音楽に浸っている分には、まったく気にはならないと思いました。

※※その後の試聴では、低域は、やや軽く、軽快なノリで、だぶつきや緩さはありません。この機器に低音の量感を求めるのは、ACアダプター故の弱体電源の為、ちょっと難しいかもしれません!お金は掛かりますが、ACアダプターは市販されている高級なものをおごれば良いのかも、、、?また、ソースによっては、高域が張り出し気味になって、甲高い音調になりますが、これは「オリジナル」がそんな感じの録音なので、やむを得ないかもしれません!また、中域から高域ですが、一点の曇りのないような、晴れた春陽の射す音の出方が特徴となります!非常に細かい、例えばバックで静かに歌っているコーラスやパーカッションとか鳴り物とかも、隠さず描き出すところが凄い!その割には、ウォームトーンなため、「リアルな楽器」特有の、潤いや楽器の固有の暖かさなども持ち合わせていて、この「今そこで実際に演奏されている」という「空気感」は、やはり他の新興USB-DACメーカーには無い、素晴らしさであり、一日の長を感じさせますね!ピュアオーディオではこれは格安ですが、流石、英国の老舗オーディオメーカーの製品ではあります!!(2010/1/7追加)

 

 つまり、「気楽に、気ままに、音楽をエンジョイする」能力は長けた物を持っているということです!!

 

 安いからと言って、ケーブル類を安物に落としたり、制振処置を施さないと、直ぐに変な付帯音が着いてしまったりして、この「ブラックボックス」の性能の良さを、上手に引き出せないかもしれません!

  特にスピーカーの音圧を受ける場所に置いてある場合は、振動に要注意なのは、まぁ、これに限ったことではありませんが、制振した方が「真っ当な音」が出ますね!適当なインシュレーターが無かったこともありますが、間に合わせで「山本音響工芸 中大型インシュレーター(4個) PB-12」(アサダ桜材の角形ベースと黒檀製のピン型ベースの組み合わせ)の3点支持と、ちょっと前にご紹介した「サンシャイン(ABA)」の超薄型制振シート「B-25」を使いました。何しろ、オーディオラックが左右大型スピーカーの間にある上、スピーカーユニットの中心軸に近い所にこの「ブラックボックス」の棚板があるので、まともにスピーカーの音圧を受けて振動してしまう為でもあります。

 

 ところで、下はご存知ティアック、Esotericブランドの「P-2」のV.R.D.S.機構アップヴァージョンしたCDトランスポートです。CDトレイが汚れていたり、筐体の塗装がベタ付いたりと、機器の状態としてはあまり良くありません。ただし、音に関しては、これと価格が同等なCDプレーヤーとでは、まだまだこちらが勝っていると思っています!あと10年は、頑張ってもらわないとと思っている今日この頃ですが、、、?

可成り汚れてきたものの、依然として読み取りは超一級!Esoteric P-2バージョンアップ機

 恐らくは、こういうハイエンドな機器が「V-DAC」の前後にあるために、当方のオーディオシステムでは、この「ブラックボックス」は非常に「健闘」しているのかもしれません!とは言え、つややかで美音であり、聴き疲れしない音ではあるものの、長年つきあっていける音なのかどうかは、もう少し時間をかけてじっくり聴いていくしかありませんね!実は、PCでのDTM用(USBでの出力として)に使えないものかどうかと言う、もう一つの考えもあって購入したのも事実ですが、、、?

 何れにせよ、多少ストレートなきらいはありますが、この「音楽の琴線」を見事にCDソースから描き出せる音には、オーディオファイルだけではなく、「音楽ファン」にも聴いていただきたいと思いました。実物の楽器(もちろんヴォーカルも含めて)が持つ、「まろやかで暖かな、しかしハッキリ、クッキリとした感動の音」には驚嘆すると同時に、ここまで音楽ソースとしての「デジタルの世界」が大きく広がったことに大変喜ばしく思いました!!

それでは、また! 



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