Seiji Ninomiya (二宮正治)

Let me tell "JAPAN NOW"

現代日本人文芸:呉原百合蔵小説:次に総理の椅子に座る者は誰だ:第109回:フィクション

2017-01-30 08:56:07 | 日記

「Nさん、トランプ大統領はあなたの言う事には必ず反応するね」

「そうね」

「この前もアメリカに来いと言っていたよね」

「昨日はNさんの壁は必要ないと言う意見に、壁は絶対必要だと反論していたね」

 みんな盛り上がっっている。

「トランプ氏は人を敵と味方に識別するね。オレの事は信用してくれている」

 Nは苦笑している。

「まあ昔からトランプ氏が無名の頃から二宮正治さんのツイッターのフォロワーだったもんね(トランプ氏のツイッターは複数)」

 Nはまた口を開いた。

「年俸を保証してくれたらオレがアメリカに行ってアメリカ経済の再生を指導してもいい。このまま行ったら待っているのは『大恐慌』これだ」

「恐慌起こされたらたまんない」

「今日本にはNさんしかトランプ氏との確実なルートはないだろう。外務省もダメだよね」

 Nはこの言葉に黙って頷いた。

日本を取り巻く環境は厳しい。