ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

ワーグナーの「ニーベルングの指輪・リングを聴き終えて その2

2008年01月30日 18時04分10秒 | ワーグナー
なにせ曲の長さだけをとっても空前絶後、聴き終えるだけでも、聴衆にとっても空前絶後。とても通りすがりでは、聴き通すことは出来ません。やはりワグナー教の信者「ワグネリアン」でなければ。一応にわかワグネリアンの端くれに今回で入れていただけましたでしょうか?「ニーベルングの指輪」4部作の上演時間を見てみると「ラインの黄金」2時間30分(150分)ヴァルキューレ3時間40分(220分)ジークフリート3時間50分(230分)神々の黄昏4時間20分(260分)合計上演時間のみで14時間20分、休憩時間や移動時間を入れると、どれだけの時間を費やさねば、これを聴きとおすことが出来ないのか、気が遠くなるような作品です。しかし作品の上演時間だけをみても4部作としての構成、重みつけを読み取ることが出来ます。4部作の終末に向けて傾斜したエネルギーの頂点に立つ「神々の黄昏」は、其の構成内容とも単独で聞いても十分すぎる作品ではあります。しかし今回3部作を聴いた後だからこそ、「神々の黄昏を聴く意味があるのだと感じました。

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