◇ 散る桜 ◇

2010年04月23日 | 今日の出来事と 回想など

❀ 散る桜残る桜も散る桜 ❀

桜の花の散る頃、毎年想い出します、「散る桜、
残る桜も、散る桜」これは良寛の辞世の歌と言
われてました。満開の桜の中にもやがては散り
ゆく定めをみる。人間とて死を迎える運命を秘
めてる趣旨だそうです、なんか寂しい気がする

この歌に重ね合わせ毎年同じ事をブログに書き
ました、去年は病上がりで書きませんでした。
   深き想いは脳裏に刻まれてます。

中学で一番仲の良かったサブちゃん事三郎君は
学業一年残して、海軍甲種飛行予科練として三
重航空隊に征きました、文通はありましたが、
軍事に関する事は一切厳禁、ただ七つボタンの
凛々しい姿の写真は送ってくれました、以来そ
っきりでした。総てが分かったのは終戦後なので
す、短期訓練を終え戦闘機乗りとして九州の大
刀洗航空隊から各地転戦、沖縄に出撃遂に還ら
ぬ人となりました、それも沖縄戦の終わる

月前との事です、今は彼の老いたる顔つきなど
 想像はつかない、昔の若い顔其の儘です。
 事実でありフィクションでありません。

沖縄に散った彼を想い***イメージ画像