万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

ツイッター

08年のスプリングSと阪神大賞典の回顧録

2009年03月22日 01時54分31秒 | 競馬に関する雑談
今回の勝負レース、スプリングSと阪神大賞典のプレイバック記事ということで去年の2つのレースの新聞と結果記事、自分のメモや記憶を参照に振り返ってみる。去年のこのレースから自分のブラック・ノートをつけ始めて、今回の勝負レースで丸1周年となる。

(スプリングS)

共同通信杯を勝ったショウナンアルバが1番人気で、ラジオNIKKEI2歳S2着で共同通信杯を1人気で敗れたものの、巻き返しを期待してサダムイダテンが2番人気。以下シンザン記念を勝ったドリームシグナルが3人気、きさらぎ賞を勝ったレインボーペガサスが4人気と続いていた。

「重賞馬が重賞勝っていないにもかかわらず人気になるってどういうこと?」とか当時は思ったが、今この時期になって当時の自分の目が節穴でなかったと証明できてホッとしている。確か最終選考に残ったのは・・・。

ショウナンアルバ、スマイルジャック、アサクサダンディ、レインボーペガサス

この4頭に絞った。タニノギムレット産駒の中山の相性からスマイルジャックを切り、調教状態からレインボーペガサスを切って、ショウナンアルバとアサクサダンディの2頭に絞った。アサクサダンディは経験面から、ショウナンアルバは気性面の弱点を持っていることは理解していた。直接対決では500万条件戦でショウナンアルバが僅差でアサクサダンディに勝っていたが、調教で古馬相手にすごくいい動きを見せていたことが決め手となって自分はアサクサダンディ(5人気)の単複で勝負をした。(単5-複20)おそらくこのときの自分は複勝で来てくれればという気持ちがあったと思う。

レースはショウナンアルバが1コーナーで引っかかってしまい先頭に、2番手につけていたスマイルジャックが直線に入るとショウナンアルバを交わして先頭になり、そのまま押し切った。2着に入ったのは直線外から伸びてきた11人気のフローテーション(のちの菊花賞2着馬)でショウナンアルバは3着だった。自分の本命アサクサダンディは内で閉じ込められてしばらく出せなかったが、直線の半ばで急激に伸びてきたが、4着までだった。

このとき後楽園ウインズで観戦をしており、アサクサダンディが急激に伸びてきたのを見て思わず「おおっ!!」と叫んだのを覚えている。それを見ていた隣のおっさんが

「そりゃあんな馬が2着に入ったら叫びたくもなるわな・・・」と自分に話しかけてきた。
「そうですね・・・ははは(アサクサダンディの脚を見て叫んだのになあ・・)」と自分は苦笑いだった。

まあ当時のメモ書きと新聞を参考に当時を振り返るとこんな感じです。
レースも皐月賞のときに何回か見直したのでこのレースは結構頭に残っているし、アサクサダンディの吉田豊騎手が「もう少し追い出しが早ければ」と残念がっていたのをみて「次あたりやってくれるかも」と期待したものだった。
単複勝負を始めたばかりだったから、いろんな試行錯誤をしたと思う、生半可な知識で調教や血統に注目したのもいい経験である。

(阪神大賞典)

確か去年のこのレースは見物のみで馬券購入はしなかったが、スプリングSの後のレースだったので見ていた。予想はしていたが、途中でどう考えても無理とか思いつつやめた。
というのは去年のこのレースはポップロックが秋の成績と武豊騎手騎乗ということで単勝1.9倍の圧倒的人気に推されていた。

で2番人気が金杯勝ち、京都記念2着のアドマイヤフジ、長距離に定評のあるトウカイトリックが3番人気で、日経新春杯を大幅体重増で4着に負けたアドマイヤジュピタが4番人気、そのあとがアイホッパー。

絞るのは非常に簡単で、アドマイヤジュピタ、アイホッパー、アドマイヤフジ、ポップロック、トウカイトリックに絞り、その中から長距離適性(たぶん血統背景ではずしたと思う)でアドマイヤフジをきって、近走成績からトウカイトリックを外した。アイホッパーは調教時計と馬体重(-14キロ)で切ったと思う。アドマイヤジュピタは前走は大幅体重増(+16キロ)だったが、今度は大幅減(-10キロ)であやしく思った。ポップロック1頭しか残らなかったが、1.9倍のオッズだと割に合わないし、当時は1.9倍の単勝を買う勇気がなくて直前に回避した。

レースはドリームフライトが逃げて、アドマイヤジュピタはその後ろ2番手、アイホッパーとポップロックが3番手4番手の先行集団で、2人気のアドマイヤフジは中団待機。直線に入るとアドマイヤジュピタが抜け出して、2番手には内からアイホッパーが来て、ポップロックは3着だった。

このときアドマイヤジュピタは大幅体重増のあとに大幅減であったが、差し引きするとちょうど連対体重に該当していたので、これにより大幅の体重の増減は前走だけでなく他のレースとも比較しなくてはならないという判断を学んだ。

あとあまりパフォーマンスをしない岩田騎手がゴールしたあと鞭を前方に突き出して、力強くこの勝ちをアピールしていたのがすごく印象的だったのを覚えている。
「この馬で天皇賞をとってやる!」というアピールのようにも見えた。

以上が去年の2つのレースの回顧である。

これ以降できる限り去年の同じレースを振り返り、どのような予想をしたかを予想記事とともにうpしていこうと思う。