万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

ツイッター

阪急杯と中山記念の回顧

2009年03月01日 17時08分07秒 | レースの結果と個人的な感想
阪急杯の自分の本命馬マイネルレーニアは12着。まあスタートの時点で終わったとは思いました。やはり逃げる形に持って行かないとこの馬はキツいですね。

もう一方の逃げ馬ローレルゲレイロは抜群のスタートで単騎逃げの形、マイネルレーニアと違って2番手に控えても競馬できることに強みがあります。それで今回逃げですから、今回の結果は当然と言えるでしょう(2着ですが)。

今回・・・12.2-10.6-11.3-11.6-11.7-11.6-12.1
去年・・・12.4-11.1-11.2-11.4-11.2-11.4-12.0

今回は外枠の分だけ2F目は10秒台ラップであとは去年と殆んど同じ、もし内枠なら勝ちはあったのではないだろうか?まあ決して力負けと言うわけではなさそうだ。

勝ったビービーガルダンは休み明けに加えて1400経験が1回のみでしかも着外ということでノーマーク。しかしながら積極的な先行でスタート時は先頭でしたが、外からローレルゲレイロが出ると無理せず2番手に、直線に入ると逃げ馬ただ1頭を追う形で並んであっという間に交わしていった。

3着に入ったドラゴンファングも初重賞ながら3着と健闘。切れ味で昇級してきた訳ではなく先行して自分の競馬をしてOPまできたのだからペースがヤヤ遅いとはいえまあ及第点とはいえる。

今回は全て先行の馬で決まってしまったので、後方からのファリダットや斤量増のファイングレインなどはなすすべがなかったが、高松宮記念での巻き返しは十分可能のようにも思える。

中山記念の自分の本命アドマイヤフジは3着。

スタートは普通で道中はキングストレイルの逃げ、2番手カンパニーで3番手に付けてレース。直線までは団子だったが、直線に入ってアドマイヤフジが追っているにも拘らずカンパニーはまだ楽な手応え。楽な手応えでキングストレイルを交わして先頭に立ち後はそのまま抜け出し。アドマイヤフジは直線の坂を上ってから伸びていたが、結局は伸びきれず3着。内からすくったドリームジャーニーが2着。
カンパニーが休み明けで強引には先行しないと読んでの勝負だったので仕方ない面もあるが、1コーナーでアドマイヤフジがカンパニーの前に出られなかった時点でちょっとまずかったと思う。

勝ったカンパニーは先行すればある意味当然の結果なので何も言うことは無い。

ドリームジャーニーは後方で直線だったが、少数頭の利を生かして追い込みに全てをかけて内から行ったのがいい結果に繋がった。ただ2着と言うところに開幕週での利点が先行の馬に働いたと言える。少数なら追い込みが外へ回すというロスを減らすことも出来るか馬券には絡んでくると言うことは覚えておこう。

今回は両方とも別定戦だったので最悪片方だけは勝ちたかったなあ・・・。

ちなみに来週のチューリップ賞、弥生賞は私事で用事があるので見送り。

再来週のレースも中京記念、中山牝馬S、フィリーズRも勝負どころではないので休みかもしれません。まあフィリーズRは勝負レースかもしれませんが・・・。

携帯電話で馬券を買える時代で、携帯電話で買えば全然問題ないのだが、やはり競馬場(WINS)で現金で馬券を買うということに競馬としての意味があると思う。やはり必死に考えて勝負どころで手を震わせながら買うという現金の重みを知らないと競馬は出来ないというのが自分の信念です。

記事のほうは・・・簡単な雑談くらいならうpするかもしれません。

中山記念&阪急杯の予想

2009年03月01日 02時59分17秒 | 競馬予想
『人間は考える葦である』と言う言葉を残したのはパスカルである。人間はひとくきの葦にすぎず、自然の中で最も弱いものである。しかし、考える葦である。というのが大雑把な訳である。 つまり葦のように人間はひ弱いものであるが、思考を行う点で他の動物とは異なっているという事である。人間は考える動物である。考えない人間よりは考える人間の方が大体の場合においては優れていると思う。

では考えない人間の方が考える人間より優れていると言うのはどういうときであろうかという逆も考えてしまう。こういう競馬と言うギャンブルは人間より考えることについては劣るであろう馬を相手に勝負をしているのだから、人間が色々考えても馬券で結果を出せないことがある。こういうときに考えることは無力であるというのを感じてしまうが、ここで考えるのをやめたら競馬と言うギャンブルにどういう魅力を感じることが出来るのであろうか?

まあどうでもいい前置きはともかくとして中山記念と阪急杯の予想。

まずは中山記念の予想。出走数が10頭と物足りないが、メンバーの内容は結構濃い。

馬番 馬名 斤量 騎手
1 トップガンジョー    57 柴山
2 カンパニー 58 横山典
3 キングストレイル 57 北村宏
4 スウィフトカレント 57 田中勝
5 ドリームジャーニー 57 池添
6 アドマイヤフジ 57 川田
7 エアシェイディ 57 後藤
8 トウショウシロッコ 57 吉田豊
9 ドリーミーオペラ 57 蛯名
10 キャプテンベガ 57 内田博

データと傾向を書いていく。

(人気) 1着 2着 3着 着外
1人気 3 1 2 4
2人気 2 1 1 6
3人気 0 3 1 6
4人気 1 3 1 5
5人気 1 0 2 7

6人気以下 3 2 3 ∞

GⅡ別定戦だけあって1人気の成績は安定している。6人気以下で3勝しているが、これは全部脚質逃げ先行である。データでみると明らかだが、4角5番手以内が目安となる。

4角5番手以内の成績は過去10年で3着以内に入った30頭中 1着8回 2着4回 3着7回と19頭が入っている。 まさに『逃げ先行無双』と言った状態。もちろん中山巧者や中山の重賞(1800~2200m)で連対してなら尚よし。
しかも今週は雨で、馬場状態もおそらくヤヤ重か重であると推測されるので、逃げ先行馬を中心に絞っていく。

(過去1年以内で中山1800~2200mで連対した馬)

エアシェイディ 09年AJCC杯2着(07年中山記念2着、08年金杯2着、08年AJCC杯)
カンパニー 08年中山記念 (05年中山記念2着)
アドマイヤフジ 09年金杯 (08年金杯)
キングストレイル 08年オールカマー2着 (05年セントライト記念)

実績ではGⅠでの実績を考慮してカンパニーだが、脚質的には不向きである。確かに去年の中山記念では先行して勝っているが、ここ近走は差し・追い込みでの競馬。しかも休み明けなのでスムーズに先行できるかどうかがわからないので、ここはヤヤ評価を下げる。
キングストレイルはやはり格の問題。スムーズに逃げることが出来ればという条件付になってしまうのが不安要素。しかも少数等なのでけん制でうまく逃げ切りと言うのも難しそうだ。メンバーが手薄のAJCCで自分のペースながら逃げられなかったのが限界点であろう。

となるとエアシェイディかアドマイヤフジになるが、自分は前走金杯で58キロを背負って勝って今回は57キロのアドマイヤフジのほうに期待する。しかも先行して2番手でそのまま押し切ってしまう強さで期待も出来る。

今の所は
◎アドマイヤフジ
▲エアシェイディ
○カンパニー
△キングストレイル

この4頭のうちいずれかの単勝で勝負する。

次は阪急杯の予想。


  馬名 性別年齢 斤量 騎手
1 ファイングレイン 牡6 59 幸
2 ジョリーダンス 牝8 54 三浦
3 ドラゴンファング 牡4 56 武豊
4 ビービーガルダン 牡5 56 安藤勝
5 ヤマニンエマイユ 牝6 54 福永
6 フィールドベアー 牡6 56 秋山
7 ピンクカメオ 牝5 56 和田
8 エアパスカル 牝4 54 藤岡
9 トウショウカレッジ 牡7 56 デムーロ
10 ランヘランバ 牡6 56 小牧
11 マイネルレーニア 牡5 58 佐藤哲
12 タマモホットプレイ 牡8 56 熊沢
13 ローレルゲレイロ 牡5 57 藤田
14 ヘイローフジ 牝6 54 飯田
15 ファリダット 牡4 56 四位
16 レッドバトラー 牡7 56 角田

ちなみに別定戦で定量56キロ、牝-2キロ。1年以内のGⅠ馬は+3キロで、GⅡ馬、1年以上のGⅠ馬は+2キロ、GⅢ馬は+1キロ。

このレースのポイントは

1)格重視
2)距離実績
3)『短距離の差し馬』とは言うけれど・・・。

1)についてはこのレースも別定戦だけあって格が重視される。ボーダーラインは・・・重賞での連対成績があるかどうか・・・。あと前走についても重賞組からが多い。1着馬は全部重賞経由である。着順についてはシルクロードSで大敗してきた馬(05年の勝ち馬キーンランドスワンは前走シルクロードSで7人気15着、06年の勝ち馬ブルーショットガンは前走シルクロードS11人気13着)が勝ったりしているが、原則は複勝圏内か最悪掲示板(5着以内)がいいだろう。

①1年以内の重賞馬または重賞連対馬

トウショウカレッジ(函館SS2着)
ビービーガルダン(キーンランドC2着)
ファイングレイン(高松宮記念)
ファリダット(京阪杯2着、阪神C2着)
マイネルレーニア(スワンS)
ローレルゲレイロ(08年阪急杯、スワンS2着)

②前走重賞で掲示板に入った馬

ファイングレイン(マイルCS3着)
ファリダット(京都金杯3着)
ヘイローフジ(シルクロードS4着)

③前走重賞出走していない馬

トウショウカレッジ
ドラゴンファング
ランヘランバ

2)の距離実績だと1400m実績になる。

●過去1年以内で重賞以外で1400mで勝っている馬、または重賞で連対している馬

トウショウカレッジ(前走バレンタインS)
ドラゴンファング(前々走1000万条件、前走の1600万条件)
ファリダット(阪神C2着)
ヘイローフジ(1600万条件)
マイネルレーニア(スワンS)
ヤマニンエマイユ(東京OP)
ローレルゲレイロ(08年阪急杯、スワンS2着)

3)については結構短距離戦で痛い目にあっている教訓『短距離の差し馬』なのだが、このレースの傾向(00年~05年は1200m、06年~1400m)だと

00年~05年での4角5番手以内の成績は3着以内に入った18頭中(1着5頭、2着4頭、3着3頭)と12頭いる。

06年~08年での4角5番手以内の成績は3着以内に入った9頭中(1着3頭、2着1頭、3着2頭)と5頭いることから傾向は前傾と言える。開幕週の高速馬場の影響と直線が内回りの為に短いというのもあるかもしれないが・・・。

だからここはあえて逃げ先行重視してみることにする。(アーリントンCも前で決まったことだし)

格で言うとファイングレインだが、休み明けに59キロなのでここは様子見。
連勝の勢いで人気になりそうなドラゴンファングだが、重賞実績がないので(重賞初出走)ここは様子見。

今の所は

マイネルレーニア
ローレルゲレイロ
ファリダット

の3頭に絞れそうだ。ただ記号は決まっていない。正直横一線である。これも単勝勝負にしよう。