演習の課題をアップしてみる企画３

日本史演習Ⅱ　平成１８年１２月８日　担当　管理人

（釈文）
　　　　双方江取引申一札之事
　　
一　此度丸山がまち荒畑附之地先通武七方より小柴より阿らざく江通道上論所之儀ハ私方に而所持仕来候由願上候利兵衛次兵衛次右衛門方ニテ者前々より一家共惣割之よし答江之

（書き下し）
　　　　双方江取引申一札之事

一　此度丸山がまち荒畑附之地先き通武七方より小柴より阿らざく江通道上論所之儀ハ私方に而所持仕来リ候由願上候利兵衛・次兵衛・次右衛門方ニテ者前々より一家共惣割之よし之を答江

（現代語訳）
　　　双方江取引申一札之事
　
一　今回、丸山がまち荒畑の有る通りは、武七方からは小柴から阿らざくへ通る、訴訟上論争の対象となっている場所は私方（武七）が以前からのならわしで土地を持っております
利兵衛・次兵衛・次右衛門方は以前から一家共で土地を全て平均に分け与えると答えている
　
（用語）
　
取引・・①商業またはその他の営利に関する経済行為をすること
　　　　②物品の売買、またはそれに伴う金品の受け渡しを行う事
　　　　③互いに自分の利益となると思われるものを交換すること

所持・・①持っていること、携帯すること　
　　　　②法律で、人が物を事実上支配していると認められる状態

仕来・・昔からのやり方。以前からのならわし。先例。慣例。


今年度・年度内ラストの発表ですから僕に発表が回ってくる事は有り得ません、物足りない気もするけど頑張りましょう