木綿のハンカチーフに思うこと

『木綿のハンカチーフ』　太田裕美　　【ライブバージョン】



実に味があるというべきであろう
いや、男にとっては今も昔も変わらぬ女性の理想像であろう

逆に女性の視点からすると
「こんな一途な女子をじゃけんにするなんて、なんて男だ」
となってしまうのではないでしょうか

私、東京のとある私立大学に遊学していましたが
田舎から都会に出るときにこんな事を言ってくれる方なんて
間違いなくいませんでしたね　ハハハ・・・

ましてや都会の絵の具に見事に染まり、高校時代に食べないと豪語した
『毒饅頭』もしっかり食べてしまいましたし

男性の気持ちが分からない訳ではないのです
逆にこれが普通な人間の感情なのか？と

まして、都落ちして田舎に戻るときも
見事に都会の東へと向かう列車ならぬ飛行機でに東下りしてしまった訳ですが

森鴎外の『舞姫』のエリースように追いかけてくる女性
ましてや、かの歌のあるように
こんな一途な歌なりをやってくれる方はゼロ

ここに私の魅力の無さを物語っている訳ですが

都会に上京して遊学した人間じゃなきゃ分からないものなのやもしれない

とかく日本の恋歌は古代から現代にいたるまで
女性の一途な恋というものは恵まれていないモノが圧倒多数だ

日本の恋物語の代表作である源氏物語は
私の視点からすると「レイプ小説」にしか見えないし

他の古典を読んでいても、平安の女房ほど泣かされているものはない
まだ何とかなったのは『筒井筒』のようなものである

今年の大河ドラマは『天地人』で
義に生きた直江兼続で『義』をモットーに

そもそも『義』とは道理、条理、ものごとの理にかなったこと
人間の行うべき筋道という意味合いですが

今時こんなことを言うのは骨董品なみの価値のある男と
感じずにはいられませんね

木綿のハンカチーフの男性は義ではなく利で動いたと思うのですが
直江兼続が聴いたら卒倒してますね

何で「木綿のハンカチーフ」と思って聴いてみた曲ですが
歌の最後まで聴いて、「あっ　オチがこれなのか（木綿のハンカチーフ）」と
判断できた次第です

普通の女性ならば怒りに狂い、「ハンカチーフ下さい」なんて言うわけがない
韓国人の女性は不倫なんぞすれば、とんでもない事態になると言うではないか

そんな一方で、かわいい女性でないか
受験シーズンが終わり、春の移動やらなんやらで
こんな光景が日本中にあちこち見られるのだろう

大事にしてあげてほしいものです