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月刊ボンジョルノ

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さくらそうごろう

2005-04-06 | Weblog
劇場で「さくらまつり」開催。
実は劇場の前庭には珍しい品種の桜がいろいろ植わっていて、大変に見事な枝ぶりを見せているのである。
これをご観劇のお客様のみならず、広く皆様にご覧いただこうではないか。
そうして少しでも劇場に親しみをもっていただこうではないか。
千鳥ヶ淵と並ぶ桜の名所として売り出そうではないか。
あわよくばチケット買ってって。
という企画である。
前庭に緋毛氈の床几と大きな野点傘をしつらえ、ほうじ茶(もちろん無料)で一服しながら桜を愛でていただく。
職員がスーツの上着を脱ぎ座紋入りのはっぴを着て、セッティング・呼び込み・ちらし撒き・お茶サービス・撤収まで全部やる。
あ、思い出した。以前手伝いに駆り出されてロビーで「アンケートの回収いたしておりま~す」とやっていたら、大学教師になりたての知り合いが近寄ってきて「ふーん、色々やらされて大変ですねえ」とぬかしゃあがった。そうだよ。大変だよ。仕事となりゃあなんだってやるんだよ。それが社会人ってもんだよ。大人ってもんだよ。お前も早くまともな大人になれよ。はっ、取り乱してしまった。
なにしろ「さくらまつり」の指令の出たのが直前で準備期間がほとんどなかったので今年はバタバタになったが、思いつき自体は悪くない。と思いませんか?
劇場は都市に囲い込まれた祭りですもの。
不行き届きな点は桜に免じてご寛恕いただきますように。
私はお濠端で呼び込み&ちらし撒きをやったが、ポカポカ陽気に見ごろの桜で、ほどよくテンションも上がる。
幸いお散歩途中のご年輩の方やご家族連れがほとんどで、「チッ」と舌打ちされたり肩先で突き飛ばされたりすることなく、快くちらしを受け取っていただけた。
ティッシュならまだしも、通勤客に割引券とか配ってるひとはストレス溜まって大変だろうな。と思いました。