なぎのあとさき

日記です。

季節とともに

2007年06月19日 | 読書メモ

つゆのあとさき

さーっと始まってさーっと終わる、
いい梅雨みたいな小説だった。
色町の夏の景色が艶やかに浮かぶ。
女たちがみんな魅力的で、
男はろくでもなく、じめじめしている。
銀座や赤坂、世田谷、新橋の描写も情緒が溢れる。
この頃の東京は、今より美しい場所が、
どれだけ多かったことでしょう。

オヤジ文学が続いたので、
お次は中上、地の果て 至上の時
まだ最初の50Pだけど、
紀州の夏の濃いぃー空気に引きずり込まれる。
秋幸がいない間の路地の時間に。
今回は松田ファミリーを当てはめて読む。
秋幸は翔太くん。龍造はもちろん優作!


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