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バーボングラス片手のロックな毎日

缶詰の魅力

2016-02-28 04:56:43 | FOOD&DRINK
HOTEIの焼き鳥の缶詰が好きだ。昭和45年から発売されてる定番商品。夜、家で飲む時のおつまみに常備してる。
定番のタレ味、塩味を始め、柚子胡椒味や激辛HOTなんかもある。ちなみにお馴染みのイラストはおおば比呂司氏のデザインだ。
鶏だといなばのチキンとタイカレーシリーズも好きだ。国内産が持て囃される昨今、わざわざタイ現地で生産って記載されてるところにこだわりを感じる。


缶詰。長期保存ができる優れもの。保存食というより常備食って感じついつい買ってしまう。で災害時の避難グッズの定番でもある。
自衛隊の携行食としても採用されてる。ただし、最近もっと手軽なレトルトパウチに取って代わられるみたいだが、缶詰の方が長持ちしそうなんだけどなぁ。

缶詰の定番といえば鯖、鮭、鰯、ツナ、果物、コーンなどがポピュラー。
鯨の大和煮、ししゃも、赤貝、イカなど酒のつまみにもってこいのラインナップ。実際角うち(昔ながらの酒屋の一角にある立ち飲み屋)のつまみは缶詰だ。鯖は水煮派と味噌煮派に分かれる。鰯はオーソドックスなものからオイルサーデンって洋風なものまである。赤貝は実はサルボウ貝、ツナはカツオとかビン長マグロやコシナガマグロなどいろいろ。最近では高級路線で家飲み用の缶つまって、ベーコンや牡蠣のオイル漬けなどもあるが、これらはなんか違う。缶詰はもっと手軽で安っぽくていい。

サラダを作る時のコーンやアスパラ、パスタソースの際に使うトマトは缶詰が便利でありがたい。安いしね。
コンビーフやスパムなどは缶詰以外ではあまり見かけないなぁ。

果物ではリリィの缶詰を子供の頃から食ってる。白桃とかみかんとか。チェリーも生のさくらんぼは別にしてアメリカンチェリーは缶詰の方がお馴染み。

でも何故葡萄とかメロンとかの缶詰がないのかが不思議だ。ズワイガニとかタラバガニの缶詰のように高額になってしまうからか?

缶詰のいいところは開けたらそのまま食べれるところだ。最近では缶切りなどが不要のイージーオープンエンド方式のものが多いから助かる。敢えて言えば缶コーヒーや缶ビールも一種の缶詰だ。昔のトマトジュースは専用の穴あけを使って穴を開けて飲んでた。昔の阪神甲子園球場での阪神戦終了後には、入場券末尾の番号で景品が当たる抽選をやってたんだが、なぜか毎回デルモンテのトマトジュースが当たって嬉しかったなぁ。

缶詰はちょっと味付けが濃いのが欠点だが、高熱殺菌でそのままパッケージされるため、殺菌剤や保存料とかは基本入っていない。わけのわからない保存料がまぶされたものを食べるより、旬の時に一気に調理して詰められた缶詰の方が安心して食べれる。
缶詰は味付けが濃いいのでちょっと飽きてしまうって欠点があるが、そこは色々と工夫すればいい。缶詰を使ったおつまみレシピ本なども結構出てる。

特に分とく山の野崎さんの缶詰レシピ本は必見だ。和食の第一人者の野崎さんはプロの仕事はこだわらなければならないが、家庭の料理は手軽に作れないとダメって考えの人。


実際、完成されてる缶詰に、さらに一手間加えるだけで、立派な夜の晩酌の肴に変身できる。
ツナ缶だってマヨネーズと醤油で和えるだけで、より美味しくなる。
以前よく通ってたBarでは、オイルサーデンを缶のまま温め、同じく温めた薄切りの食パンを9分の1に切ったものに乗せて一緒に食べるおつまみがあった。
知り合いの居酒屋では、鰯の缶詰の食べ比べができるくらいいろいろ揃えてる。店主曰く、鰯を仕入れて煮込んだり焼いたりするより、缶詰の方が歩留まりがいいからって。産地でそのまま下降して缶詰にされてる方が新鮮だったりするからね。天橋立とか銚子港の鰯の缶詰はかなり美味しいから納得。



前述したようにレトルトパウチに圧されて缶詰のラインナップは減ってきてるが、缶詰よ頑張ってくれ。
瓶詰めとかレトルトにはない風情が缶詰にはあるのだから。

ちなみに自衛隊の携行食に缶詰が使われてたが、今後はレトルトの方が便利で温めやすいって事で変わるみたいだ。でも、上層部はわかってないなぁ。
阪神大震災の際に救助活動してた自衛隊隊員が休憩で缶詰を温めて食べてたのを被災者から「俺たちは冷たい冷えたものしか食べれてないのに」って言われた。それ以降被災地での救助活動の際の自衛隊の食事は、缶詰を温めもせず食べてるって話を聞いた。
それにレトルトパウチの食材だと、温めないと食えないものもある。戦場でお湯を沸かして温めて食べれる余裕があるのかな?


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