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バーボングラス片手のロックな毎日

ひな祭りと甘エビ

2015-03-04 03:56:04 | FOOD&DRINK
ひな祭りに欠かせない、ちらし寿司。
何故ちらし寿司をひな祭りに食べるのかは知らないが、スーパーにはちらし寿司の具材と、出来合いのちらし寿司が売ってた。

でも、昔ながらのちらし寿司じゃないのね最近は。海鮮チラシ。俗にいわれる海鮮丼だなこりゃ。
売ってる具材も、鮪、サーモン、ウニ、イクラ、そして甘エビ。
前回ひな祭りとハマグリの事を書いたが、今回はこの甘エビ。

開店寿司屋で一番人気のメニューはサーモンとマグロらしい。
それに続く人気アイテムが甘エビ。
実際俺がいく寿司屋でサーモンの握りや甘エビの握りは食べた事無かったが、最近はニーズが多いのか種ケースにどちらも入ってる。
別に食通とか気取る気も無いし、「寿司とは」って語る程みっともない事は無いと思ってるが、甘エビは御飯に合わないだろう?
甘エビは握りで食うより酒の肴だろ?って思ってしまうが、あのねっとり感とすし飯の相性がいいって人も多いんだろう。スーパーのひな祭りのチラシ寿司具材にも用意されてるくらいだから、甘エビ寿司ネタ愛好者は多いのかな。

甘エビは他の蝦と違って茹でたり焼いたりしたら途端に不味くなる。生が一番だ。(くどいようだが寿司の上に乗せるにはむかない)
そのまま生姜醤油やワサビ醤油と一緒に食べるのもいいが、生卵とかき混ぜて醤油をたらして喰うと意外と美味い。
飽きたら是非試してみてくれ。

食品偽装までされてしまう伊勢海老や車えび、芝えび等高級な海老をはじめ、日本人て蟹と海老。色が赤い甲殻類好きだよね。
やっぱり茹でると赤と白のハイコントラストがきれいだから、めでたく感じるのかな。

海老って地方名や流通名、正式名称がいっぱいあるから、どれがどれだかゴッチャになりやすい。
車エビ(天麩羅ネタの時はサイマキ)の仲間の、タイショウエビ、ブラックタイガー(ウシエビ)、くまえび、インドエビ、バナメイ、ホッカイエビ(しまえび)そして芝えび。アルゼンチンアカエビや、桜海老もこの種類だ。
ボタンエビ(トヤマエビ)の仲間の、シマエビ(モロトゲアカエビ)、ブドウエビ(ヒゴロモエビ)、テナガエビ、オニエビ(イバラモエビ)、そして甘エビ(ホッコクアカエビ)。ちなみに標準和名のボタンエビもいるからややこしい。
そして、伊勢海老(イセエビ)やニシキエビ、アメリカンロブスター(オマール海老)、アメリカザリガニ等、見かけはでかくてありがたいんだがあんまり美味しくない海老。ちょっと変わった形をしたウチワエビやアサヒエビは大阪ではあんまり見かけないな。美味しいんだけどね。カブトガニっぽいから敢えて買ってまで調理したいとは思わないが・・・。同じく蝦蛄も美味しいんだけど、女性には人気が無い。「虫みたい」って言われる。海老も蟹も似たようなもんだが、赤くないからか?

中国漢字で虫が付く魚介類は、中国では虫扱いだったのかな?
海老も中国漢字では蝦だ。蝦蛄も蟹も虫が字に入ってる。貝類も蜆、蛤、栄螺、牡蠣・・。
N.Y.のチャイナタウンでメニューを見て、材料表示も記載されてたんだが、ほとんどの料理に虫編の漢字が付いてて、ちょっと弾いてしまった事がある。でも、鮑だけは魚偏なのも不思議。鯨がほ乳類なのに魚偏なのと一緒かな。
ちなみに中国にはエビチリって料理は無い。あれは担々麺や麻婆豆腐と同じく、鉄人・陳建民さんが、四川料理の「乾焼蝦仁」を日本風にアレンジして作ってくれた料理だ。

たまには冷凍や解凍モノじゃなく、活けの海老を食べたくなってきた。
甘えびは生が一番うまいが、他の海老は焼いたり茹でたり、揚げたりした方が絶対美味い。



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