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剛力彩芽 グ・ラ・メ!またも漫画原作ドラマ

2016-06-06 06:21:28 | BOOK/COMICS
剛力彩芽が、またも漫画を実写化したドラマで主演が決まったそうだ。
7月スタートのドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』。
このドラマは西村ミツル原作のコミック『グ・ラ・メ!-大宰相の料理人-』の実写化。

西村ミツルさんといってもピンとこない人が多いだろうが、グルメ漫画の原作を多数書いている人で、最近この人原作の漫画が実写化されまくってる。
Kis-My-Ft2の玉森裕太くん主演でドラマ化された『信長のシェフ』、嵐の櫻井翔くん主演で正月のスペシャルドラマとして作られた『大使閣下の料理人』などがある。



ほぼ毎回料理人が主人公なんだけど、原作者がもともと料理人(確かフレンチだったと思う)だから、料理や調理シーンがリアル。そしていつも料理に思いやテーマを込める。漫画で描かれる料理はいつも美味しそう。
今回の『グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~』は今は無き『週刊コミックバンチ』誌で4年くらい連載されてた人気グルメ漫画。『大使閣下の料理人』の続編とも取れるような話。
『大使閣下の料理人』は、ベトナムの日本大使館の大使直属の料理人で、世界各国の首脳・大使などを相手に料理で外交する料理人が主人公だったが、今回の『グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~』は、「大使閣下の~」の主人公大沢が紹介した若き女性シェフが、日本の首相官邸で同じく政治や外交を助ける料理を作る話。
「グ・ラ・メ!」の原作漫画を描いてたのは大崎充氏で、この人の絵はとても繊細&綺麗。主人公や登場人物のキャラもいい感じだった。

剛力彩芽があの原作漫画のイメージを壊さなければいいのだが・・・。
彼女は小栗旬や藤原竜也、佐藤健のように漫画や小説原作の実写ドラマに出ているのだが、どれもなんかちょっと違うのよね。佐藤健にしても小栗旬や藤原竜也にしても、原作イメージの世界をあまり壊さない。でも彼女は『アスコーマーチ』『IS』『未来日記』『L♥DK』『クロコーチ』・・・いろいろ出てるが、なんかイマイチなのだ。
フジテレビ月9『ビブリア古書堂の事件手帖』の主人公篠川栞子は、かなりがっかりさせてくれた。まぁこれは原作が小説(コミカライズもされてる)で、主人公は長い髪でスレンダーで物静かな少女ってイメージだって、勝手に読者側が思ってしまってたからだろうけどね。
漫画(アニメも人気ね)の黒執事では、原作にないキャラクター幻蜂清玄を演じてたが、これもなんかイメージと違った。



漫画を原作に実写化ドラマにするのは多いが、当たったのはかなり少ない。
「のだめカンタービレ」や「ウロボロス」「ルーキーズ」などは傑作だが、ことごとく「イタタタ」って感じになってる。
今度は大丈夫か?グルメ漫画の実写化は難しいぞ。
松重豊さんが演じた「孤独のグルメ」や小林薫の「深夜食堂」みたいに深夜の方が良かったんじゃないか?と思いつつ、「飯テロ!」と呼ばれるドラマになることを期待!



ちなみに、共演は小日向文世さんと滝藤賢一さん。この二人とも、今放映してるドラマ「重版出来」に出演してる。こちらも漫画原作実写ドラマだ。