きまぐれ、かっちゃんねる。

福知山生まれ。北近畿全域に出没中。
自分の手で作り、育てることの素晴らしさを
ずっと忘れずにやっていきます。

障害は個性・・。

2009-01-05 00:46:31 | まいはうす


           寝屋川の夕方


養護学校を卒業し、昨年から作業所に通っているユウヤ。
ユニークなところともあるけど、ちょっと頑固

行動を切り換えるときのきれが悪く、
作業所に行くために、起きて家を出るまで、
「こだわり」の為にすごく時間がかかります

今日は、朝起きて着替えるまでは普通でした。
よし、この調子・・と思ったらグズグズ言い出したので、
(ここは我慢をして!)
ひとつひとつ、ユウヤの言葉を聴いて、
「言いたいこと」「してほしいこと」「何が不満なのか」を
じっくりと聞いてやります
今日も「さあ行こう」と言ってから40分かかりました。
(ここで短気になってしまったら、プラス30分)

そんなユウヤですが、ちょっと笑えることもあります。

大好きなカプセルプラレールを買いに行きました。
「ぜったい ガチャポンは3個だけやで!」と
ユウヤに言ってきかせたつもりなのに、
「あと1個だけ」と言って、
サイフから200円を出そうとしました。すると
動作が止まり・・・10秒ほど考える・・・・・・
・・・お金をサイフに戻しました。
車で待っている おかーさん のところに戻り、
言った言葉が
「ギリギリ セーフ!」
自分の中で、すごく考えて結論を出して、
結果的に「ボク 頑張ったよ。我慢したよ。」とアピールしたみたいです

ユウヤの良いところは、このユウヤらしいところです





人は一人一人みんな違います。それは障害者も同じです。
体つきや、顔つき、身のこなし方など、外から見えるものも、
知的な発達や性格など「見えにくいもの」でも、色々な違いがあります。
そういう意味においては、みんな、障害者も健常者も個性がある存在だと思います。

しかし、現実では
「障害」と「個性」とは、明らかにレベル、質の違うものなのだ
と決めつけています。重度や知的障害の場合は特に・・・。

「障害は個性」「どんなに障害が重くても地域で自分らしく生きていける社会を!」
日本社会も、その実現に向けて、一歩一歩、前進してきていました
しかし、障害者自立支援法が施行されて、様相が一変
頑張って月に数千円のお給料を稼ぐために、
数万円の介護費用を負担しなければならなりません。
結果的には自立どころか、障害の重い人は反対に家にこもってしまいます。
みんなで、少しづつ助けてあげなければ生きていけない人もいるのです。

いつか、そんなことを感じさせない世の中に。
「障害は個性である」と言える時代が来ることと信じています。

「幸せを生きる」という言葉を聞きますが、
その言葉はすべての人に平等にあるべきで、
幸せになりたいのは 人類 みんな おなじです。