木枯らしにゃん次郎が・・・来た

流れものnyaa 体の麻痺から完全復活 家猫修行を断念し今自由猫としてワイルドにかっぽ中

『面白い』ってどんなこと?

2012-08-31 12:46:22 | 家猫もどき4年生

しゅうの読書感想文につきあって三冊の本を読んだ後

パパに

「これすごく面白いから読んでみて」と薦められた本がありました

今までそんなことなかったし

すごく面白いを連発するので

暑さしのぎに読んでみることにしました

 

本にはお店でつけられたブックカバーがついたままだったので

本のタイトルも、内容の説明も何もみないまま

パパを信じて読み始めました

 

本を開くとタイトルがみえました

 

『チャイルド44』 上巻

 

いったいどんな本なのだろう・・・・・

 

 

話は

ソヴィエト連邦 ウクライナ チェルヴォイ村

1933年1月25日

マリアが死を決意したときから、彼女の猫は自分で自分の身を守らなくてはならなくなった。

すでにマリアは猫を飼うことの意味をはるかに超えて世話をしていた。

 

という文章で始まっておりました

 

そーかわかったぞ~

この本は猫の話しなんだ~

だからパパは私にしきりに読むことを薦めたんだな~

・・・・

 と

ここで合点した私

それで更に読み進めると

 

野ネズミも家ネズミもみんな村人に捕まえられ、食べられて久しい。

ネズミがいなくなってからは、すぐに家畜やペットが姿を消した。このマリアの猫以外は。

と続き

ものすごい食糧危機の中でマリアが

自分の食べ物を確保できなくなるまで愛猫に餌を与え続け

この猫が唯一生き延びていた猫

という

なんだかこの先が不安になる話の流れになりました

 

去年の震災の時

お店に商品が少なくなって、生まれて初めて食料危機を感じた私ですが

この話しの食糧危機はそんなものではなく

 

皮のブーツも細長く切って、イラクサとビートの種と一緒に煮て食べたり

ミミズも掘りつくし

樹液も吸いつくしてしまった

という

想像を絶する食糧危機状態でした

 

熱にうかされたマリアが、歯茎にトゲが刺さるまで台所のイスの脚をかじり続ける姿に

猫はベッドの下に隠れて出てこようとしなくなるのですが

マリアはこの時

猫を森へ逃がしてやろうと考えます

 

村人の誰かにみられたら、間違いなく捕まえられてしまう

自らがこれほど死に近づきながらも、自分の猫が殺されることを考えただけで

マリアは気が変になりそうでした

 

アリや昆虫の卵が含まれていることを期待して大の男が土くれを噛み

消化されなかった穀物の殻を探して子供が馬糞をあさり

骨一本の所有権を主張して女が争っている村で

まだ猫が生きていたなどと誰も信じるわけがない。

 

マリアはそう信じて

夜の帳が降りるのを待って玄関のドアを開けたのです

 

この予期せぬ話の展開の中

私は考えました

人の食べ物がなくなった時

猫缶はごちそう以外の何物でもないだろうな・・・と

 

そして

猫の餌すらない時

愛猫も人の食べ物として思えてくるものなのだろうか・・・と・・・

 

もちろん私もマリアと一緒でnyaaを食べようなんて

絶対思わない!!と怒りにも近い感情がわいたことは

言うまでもありません

 

 

 

さて

この本はいったいどんな話なんだと

ますますわからなくなりつつも

パパが私に薦めたくらいだから

きっとこの猫が運よく生きのびていく話しに違いないと期待しながら読み進めたのですが

 

なんとこの後

 

 猫は

 

殺されてしまいます

 

しかも子供に・・・

 

そしてその子供は

 

大人に殺され・・・・・・

 

 

 

 

(-.-)

何この本・・・

 

何この惨忍さ

(-_-メ)

 

 

(▼O▼メ) ナンジャコリャーー!!

  

猫好きの私に

なんちゅー本を薦めるんだー

 

パパに腹をたてた私

 

だけど

もしかしたら大どんでん返しがあるのかもしれない

きっとそーだ

だって面白いってあんなに何回も言ってたもの・・・

 

私はパパを信じてまた本を読み進めました

下巻の最後まで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

本のブックカバーを外すと

裏側にある説明の最後に

こう書かれていました

ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て

世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!

 

本の帯には

「このミステリーがすごい!」

2009年版 海外編 第一位

 

 

 

ミステリーね・・・

 

話の最後にまた猫出て来たけど

主人公じゃなかった・・・

 

 

『チャイルド44』

 

子供が44人惨忍な手口で殺されました・・・

 

|||(-_-;)||||||どよ~ん

 

 

 

パパが面白いっていう本は

二度と読まないことにしました

 

┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

 

 

 

ただ

 

今の日本って

なんて平和なんだろうって

 

どえんな猫が転がったままご飯を食べているなんて

 

ものすごく幸せな時代に生きているんだということを

あらためて

思わせられた

猛暑の中の読書となりました

 

 

 

 


猫だって歯は命

2012-08-27 13:43:20 | 家猫もどき4年生

ここ北国でもお盆をすぎたというのに

信じられないほど毎日暑い日が続いております

 

2週間の抗生剤の服用が順調に進み

「さぁ明日は病院だからね」とnyaaに言ったのは20日のことでした

 

毎日夜中に外に出かけて朝に帰宅していたのに

21日からnyaaは朝に帰ってこなくなりました

すっかり外は暗くなり

もちろん病院の診察時間も終わったころに帰宅するようになりました

 

大嫌いな車&病院の気配を察知し

エアコンもつけない我が家に見切りをつけて

nyaaは外で暑さをしのぐ生活になってしまいました

 

頬の様子は落ち着いているようだったので

病院はチャンスをみて連れて行こうと思っていましたが

nyaaが朝帰宅したそのチャンス日は

病院の『休診日』でした

 

次に訪れたチャンス日は

パパがゴルフで車がない・・・・

 

 

ホントにnyaaはどんだけ感のイイヤツなんだと呆れていましたが

そんなお猫小僧もとうとう御用となり

昨日病院で再診を受けて参りました

 

今回は骨折の時お世話になった女の先生に診てもらったのですが

やはり原因は『歯』のようでした

 

『歯根部膿瘍』

 

今回は私にもハッキリ歯茎が赤くなっている様子がみえました

 

頬の腫れた場所がちょっと前とは違うような気もするんですけど・・・と言うと

 

「ケンカでよく同じ場所(頬)を怪我するんです」って言われて来る方がいますけど

それはほとんど歯からきていることが多いんです

と先生

 

頬に傷のように見えるのは?と質問すると

 

それは気になって自分で引っ掻いてしまってできる傷です

 

との回答

 

全てなるほど・・・と納得のいく説明でした

 

っということは・・・

私がたてた nyaa VS ヘビ  というワイルドな仮説は

残念ながらハズレということに・・・・・

 

 

先生は

 

これは何回も繰り返すもので腫れるのが年に一回の子もいれば

抗生剤が切れるとすぐまた腫れる子もいて

いろいろです

何度も繰り返すようであれば

後は原因になっている歯を抜くしかありません

この子(nyaa)の場合はちょっと大きい歯なので

3本分くらい抜くことになるかもしれません

もちろん全身麻酔して手術する形です

 

今後についても説明をしてくれました

 

前回の腫れから一か月後ぐらいにまた腫れて破裂したわけだし

抗生剤を飲み終えてから1週間経ったあたりで

頬はなんとな~くぷくぶくとしているような気がするので

nyaaの場合はまたすぐ腫れてきそうな気がします

 

先生は

歯を抜いても何も支障はないし

逆に辛いところがなくなって食べるのにも楽になると思います

と言っていたけど

歯は命だよな~って思ったりなんかして

なんとか抜かずに治める方法はないだろうかと思ってネットで調べたりしてますが

なかなか・・・・・

 

頬をなでると気持ちよさそうにするので

歯茎のマッサージになるかも・・・と

努めて頬を撫でるようにしてますが

効果があるとも思えません

 

さてさて

今後どうなることやら・・・です

 

 

 少し傷が癒えたころ↓

 

 

さらに 一週間後

 

 

 

でっかいえくぼだったらいいのにね・・・

 

 

 


ボクのなつやすみ  

2012-08-21 11:37:00 | 家猫もどき4年生

ボクは猫である。名前はたくさんある。本名はnyaa。通称にゃにゃ。ボクが家に居ない時はにゃん次郎先生と呼ばれている時もあるし、外出してなかなか帰えらないとアホにゃにゃと呼ばれていることをボクは知っている。

今の家に住み着いて四度目の夏を過ごしている。しゅうは相変わらず夏休みの宿題を溜め込み、ママにグチグチ言われて、今年も言い争いが絶えない夏休みだった。この親子はずっとこんな調子なんだと思う。

しゅうの短い夏休みが先週で終わり、パパの長い夏休みが昨日で終わり、今日ママはやれやれといった感じでパソコンに向かっている。そんなママはボクと暮らすようになって、『暑い夏は猫のように寝てじっとしているのが一番!』と、ボクを真似して暑い日はいつもごろごろ寝ているようになった。ただ、ボクが夜中に外で運動していることは真似しないので、ぶくぶくと見事に肥ってきた。ママをみて、ボクも気をつけないといけないと思った。

実はこの夏、ボクにはある課題があった。この家のパパはボクがここに来るまでは犬派で、猫にはほとんど興味がなかった人だ。このパパを完全な猫派にすることが、ボクの課題だったのだ。

そんなわけで今日は、ボクが課題に取り組んでいる様子を紹介しておくことにする。

 

 

 

 取り組み①

 

 

パパの足の間でかわいく寝てみる。

 

 

取り組み②

 

 

パパの足を枕に寝てみる。

 

 

取り組み③

 

 

 パパの右足を枕にして左足には手を添えてみる。

 

 

取り組み④

 

 

 パパの足全体にフカフカの毛を触れさせ、手足を添えてみる。

 

 

取り組み⑤

 

 

 パパの足に流し目でチューしてみる。

 

 ボリュームに注意

 

 

 

この夏課題は完璧にクリアできたと思う。

 

 

 

 

 

 


息子と猫と読書感想文

2012-08-10 13:17:17 | 家猫もどき4年生

「夏」です

夏と言ったら「夏休み」

夏休みと言ったら「読書感想文」

 

息子は本を読むことも字を書くことも大嫌いです

そんなわけで彼にとって「読書感想文」は最強最悪のコンビなわけです

 

中三になり、部活も引退し受験勉強一直線となった今年の夏休み

期待むなしく宿題は未だ山積

中でも読書感想文は7日の登校日が締め切りだったにも関わらず

6日時点で読む本すら決まっていないありさまでした

7日までが締め切りの宿題はその他にもあり6日はその溜め込んでいた宿題を片づけることで精一杯でした

 

読書感想文の提出が無理だと腹をくくったしゅうが言いました

「いいことを思いついた!!

「青森のおばあちゃんちに忘れて来たことにしよう!!」

(計画では週末に行った青森で読書してくるつもりだったらしい・・・)

 

 

バカ野郎はどこまでバカ野郎なのでしょう・・・・・

「何の本をどんな風に書いたのか口頭で聞かれたらどうすんのよ!?」と母に突っ込まれ

バカなウソをつくことはやめた息子

結局締め切りを三日後に伸ばしてもらい

一日で本を読み、一日で書きあげるという苛酷な条件で息子は読書感想文に取り組むことになりました

 

息子の考えることは浅はかで早く簡単に読める本を狙っていたようですが

「そういう本は今度書くのにすごく苦労するんだぞ!」と諭し

図書館で母がチョイスした「竜馬の夢」という本を読むことになりました

 

息子は勉強しているとすぐお腹が減ります

ゲームしてたり漫画を読んでいる時は「ご飯だよ」と呼ばない限り一向に部屋から降りてこないのに

本を読んでいると寝ちゃうし、寝て起きるとまたお腹がとてもすくんだそうです

 

そんなわけでちょっと本を読んでは腹減っただのなんだのとチョロチョロフラフラ歩きまわり

157ページの本はなかなか読み終わりませんでした

そんな中

せっかくだからと図書館で母も三冊の本を借りたのですが

母の読書はどんどん進みました

ソファに横になって本を読んでいると囲炉裏の奥に籠っていたnyaaが出てきて

ソファの下にきて一緒に横になってくれました

 

横になりながら猫の本を読むソファの下に猫が寝る

この姿をぜひ名のある写真家に撮ってもらいたいなぁなどとくだらないことを思いながら本を読み進めていると

nyaaはすっかり気持ちよさそうに寝ていました

 

 本に書かれている猫たちの様子に

「そーそーあるある」「へーへーなるほど」と

一段と猫の世界に引き込まれていく私は

いっちょ私も作家気分で『感想文』書いちゃおっか!

っと

調子に乗っていたのですが

今日

書き終えた読書感想文を学校に提出しにいく息子に

ついでに図書館に本を返してくるようにと

読み終えた4冊の本を全部持たせてしまいまして・・・・

私の読書感想文は幻となりました

 

まあ

肝心の息子の読書感想文が出来上がったのですから

めでたしめでたしではあるのですが・・・

 

中3にもなって

本を読み終わってから

「読書感想文ってどーやって書くんだろう・・・」とパソコンで調べる息子に

母は腰から砕け落ちそうでした

 

こんな息子が書いた読書感想文は

この季節にもってこいの

『見るも怖ろしい物』になっていることは

言うまでもありません