BLACKBELL’S WEBLOG

「黒鈴私的ブログ」から名称を変更しますた。色々とお試し中

脳衰省の明るい見通しって

2005-10-05 19:31:00 | News
■牛丼チェーン店株が急騰 輸入再開見通しで (共同通信) - goo ニュース




牛丼復活するかも。


それ自体はとても喜ばしいことなんです。

こういったニュースで吉野家の株価が上がるのも当然といえば当然です。




でもですね。

ここで僕が言いたいのは、全頭検査をしないままに押し切られた結果のアメリカ牛の輸入再開だということなんですよ。


みんなBSEって分かってるのかな。
僕もそんなに詳しいわけじゃないですけどもね。


いつの間にか「狂牛病」とか「牛海綿状脳症」とかいう恐ろしげな名称から、意味のイメージしにくいアルファベットにされましたが、本質は何も変わっていません。

感染経路から潜伏期間、対応策や治療法まで何一つ確証がもててないというおとろしい病気なのです。



当初僕は日本政府の対応策を評価していました。
この病気に関して現段階で防ぐ方法は全頭検査しかないということで、それに踏み切り、諸外国にもその旨を通達したからです。





なのにこのていたらく。




日本のように全頭検査をやったら安全だとして輸入すると言うと、アメリカは「非科学的だ」の一言で反発するんです。
じゃあ「科学的に解明されるまでムリっす。解明してくださいお願いします。」って返せばいいのにねえ。

今回輸入に踏み切られそうなのは生後20ヶ月以下の子牛だそうですが、これだってそれ以下の子牛に狂牛病が発症した個体が見つかってないってだけですからね。
それに、感染は子牛の時に起こり、その後潜伏期間を経て発症するまで検査をしてもわからないから意味がないって言って検査を拒否してたんですよ?
なのに、何故感染してるかどうか判別できない子牛が輸入対象になるのか、僕にはさっぱり分からない。





わかならきゃOKてこと?





そうだよね。
たとえ発病しても、過去10年の間に食べた牛肉に可能性がある、ってだけじゃ、今回輸入解禁になった肉が対象かどうかわかりませんものね。


たぶん輸入推進派の脳裏には、この思惑はあると思いますね。
どーせわかんねーんだし、みたいな。




ちなみにアメリカは検査自体がテキトーかつ、発病前はスルーという信憑性のない検査方法(EU・日本とは違う方法)なので、本当の汚染状態すらわかっていないのが現状です。
OKだしてる中にもいるかもしれません、ってことです。
なのに逆ギレしてましたけどねw





どういうことかをざっとまとめると


日:アメリカ牛はあぶないでしょ?

米:検査はちゃんとしてるって!

日:全部やってないし、その検査だってビミョウでしょ?

米:ムキー!どんだけ検査やったってわかんない病気かもしれないんだ。
  大体ウチの肉が原因だって特定できるもんか。
  つまらんことをゴチャゴチャ言っとらんでキリキリ輸入再開せんかいゴルァ!!


こんな感じ?




でもまあこうなった以上、あとは自分の口に入る手前でなんとかするしかありません。

セレブなみなさまや、吉野家1日だけ牛丼復活イベントでぞろぞろ並んだり車で突っ込んだりした方々には分からないかもしれませんが僕は気をつけたいと思います。

そもそもあれも疑問に思わなかったんですかね。
あの肉は何故存在してたのか。
一体どうしてアメリカ産しか使わない吉野家が1日とはいえ出せたのか。
そりゃあ輸入禁止前にストックしておいた肉だからでしょう。
処分したくても出来なかった肉がプレミアもんになってましたねえ。
禁止前なので危険性はバッチシです。NO!検査。
しかも1年以上前の肉。
こういうのを喜び勇んで食べに行ってた人たちにはまったく関係のないお話ですホント。




というわけですので、誰か僕に米沢牛とか松坂牛とか食べさせてください。お願いします。




参考資料
■アメリカと狂牛病

続々と高裁判決

2005-10-05 14:58:32 | News
続々と高裁判決が下されようとしているわけですが、以前の記事において決定的なカンチガイがございました。


僕は靖国参拝は違憲であるとの採決が為されたと読んでしまっていたのですが、改めてよくよく見ると

-一方で、信教の自由などの権利が侵害されたとは言えないとして、原告らの控訴を棄却した。

って書いてあるんですよね。


これって原告側は敗訴しているけど、裁判官の独り言で「首相が行くのは違憲ぽいよね」って言ってるってことで。


この、立場を守りつつサヨク的主張をした裁判官も小癪なら、負けたのに裁判官の独り言を大々的に取り上げてアピールする原告やサヨクマスコミもどうなのコレ。
「一方で」ていう接続詞の後に眼目を述べるのはどうなの。




つまりこれは 「違憲判決」でもなんでもないってことなわけで。



これって誤報てやつなんじゃあないの…???





そしてこの裁判官の独り言、所謂「傍論」てやつで主張したことには大変意義があって。

ポイントは実質国が勝っているわけだから、上告とかできないんだよね。

「独り言」にマスコミやらは大騒ぎしているわけだから、ツッコミが入れられないわけで。

でも報道は「違憲判決」なわけで。


くそう、良く出来てやがる…!



洗脳って気付かないところで行われているので、注意して見ましょうね。

ていうか、これらは中国とかの手腕に近いよなあ。
そういうスジのアドバイスなんじゃあないのコレ。

日本人にできるなら、是非対中外交でこういう狡猾さを発揮してもらいたいです。




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