バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

薄暗くて狭い場所へ…

2023年06月23日 11時48分31秒 | 病院の黒子(夕勤)
先日、私が作業していた洗浄室で二人の先輩が何か話し合っていたのだが、突然「そうだ、松井さんにやってもらえば?」「うん、私たち女性じゃ無理だったもんね」と名前が出たので「???」となった。そして、一人の先輩が懐中電灯を持ってきたので、さらに「???」となった私が「そんなに暗い場所へ行くんですか?」と尋ねたら「そう、懐中電灯があった方がいいと思う」と言われたので、「まさか… おまけに狭いなんてことはないですよねぇ?」と尋ねたら「うん、狭いよ」と言われてしまった。

そこで私が「そんなぁ~ 私、暗所恐怖症、閉所恐怖症、高所恐怖症なんですよぉ~」と言ったら「えっ!? 何?」と聞き返されたので、もう一度「暗所恐怖症、閉所恐怖症、高所恐怖症…」と繰り返し、続けて「女性恐怖症」と言おうとしたのだが、その先輩は常に私の言動や行動の予測ができている感じだったので、「これは… 間違いなく誘ってるな」と思って言葉を飲み込んだ。もしも、そこで私が「女性恐怖症」を追加していたら、間髪入れず「絶対に言うと思った!」とカウンターを食らったに違いない。

さて、その先輩と二人で向かった先は、壁に埋まっている“ガスボンベ室”だった。確かに、そこは薄暗くて文字が見にくいし、人が入れないくらい狭かった。そこで先輩から「ガス機器を使おうとしたけど点火しなかったから、ガスの元栓が開いてないと思うんだよね」と言われ、私はバルブに表示されている“開く”の方へグググイッと… 全く回らなかった。何度やっても思いっ切りやってもビクともしなかったので、私は自分の力不足にガッカリしながら「厚手の手袋でもあれば違うかも…」と言い訳じみたことを言うしかなかった。

すると、先輩が「試しに“閉じる”の方へ回してみて…」と言ったので、私は落胆したまま弱弱しくバルブをクルッと… あっさり回ってしまったのである。思わず私が「はぁ!? そりゃ~ いっっっくら力を込めても開く方へ回らんわさぁ~」と叫ぶと、先輩は涼しい顔で「そう… やっぱり開いてるんだよね。点火しないから閉じてるかもしれないと思ったんだけど…」と呟いた。結局、点火しなかった原因は他にあったようなのだが… まさか、私の落胆した表情を見るためだった!?(そんなアホなぁ~ どんな趣味やねん! ま、それでもオマエは… ハハハ…)


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