バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

夜の歩道で落とし物を拾う

2024年10月09日 09時34分20秒 | 日記
昨夜、雨上がりの歩道を自宅へ向かって歩いていたら、5~6m前方に黒っぽい何かが落ちていることに気が付いたので「あれは何だ? 空き箱かな?」と思いながら徐々に接近… 「ん? 金属っぽい縁取りのようなものが… ひょっとして置時計か? こんなところに?」と思いながら通過しようとしたのだが、間近でジッと見たら財布のようだったので「ゲゲッ… 拾わなきゃいけない? 交番へ行かなきゃいけない? この時間に? 面倒臭いなぁ~」と思ってしまった。

財布を拾い上げて「軽いな」と思った瞬間、「チャリン、チャリン…」と財布から小銭が落ちてしまった。薄暗い歩道の上を見たら、他にも何枚かの小銭が落ちていたので「多分、この財布から飛び出したのだろう」と思いながら拾って拾って… 自分が発見できた小銭は全て回収したのだが、ほとんど10円玉だった。その財布には紙製のクーポン券などが何枚も入っていたので、「身分証明書のようなものもありそうだな」と思いながら自宅とは逆方向へ… そこから徒歩数分の場所にある交番へ向かった。

「警察官が巡回中で不在だったらどうしよう? 電車に乗って警察署まで行かなきゃいけないのか? それこそ面倒臭いなぁ~」などと考えながら交番へ… 「お、パトカーがある。良かった、良かった」と思いながらドアを開けるとチャイムが鳴り、奥から二人の男性警察官が出てきた。私が「落とし物を持ってきました」と言いながら財布を手渡すと、それから約20分間の書類作成タイムに入ったのだが… 途中で、一人のお爺さんがやって来て「財布を落としたんだけど…」と言ったので、一瞬「えっ!? まさか… お孫さんの財布か???」と驚いたけれど、全くの別件だった。

財布の中身は、僅かな現金と数枚のプリペイドカード、あとは様々なクーポン券とプリクラなど… 持ち主は高校生か中学生のようである。警察官から「拾得物の権利はどうしますか? 放棄しますか?」と聞かれたので「はい、放棄します」と答え、「御礼の連絡はどうしますか? 受けられる場合は、松井様の個人情報を伝えることになってしまいますけど…」と言われたので「御礼も不要です」と答えた。その時、「もしも私が“悪い変●”だったら(“良い変●”なんてあるのか?)、持ち主の女性から連絡をもらうようにして… やはり公衆電話は必要だな」と思った。

私は全て放棄したので“名乗るほどの者ではござんせん”で終わると思っていたのだが、警察官から「住所と氏名と携帯電話番号を書いてもらえますか?」と言われたので驚いた。私は「多分、拾得物の書類に記入欄があるだけの話だろう」と思いながらメモ用紙に書いて提出したのだが… その時、「あ、ひょっとして… 財布の持ち主が現れて“現金が足りない! ウン万円が入っていたのに!”などと言い出した場合、警察から私に連絡が入るということかな?」と思った。う~む… もしも、そうなったら… 日記のネタが増えるからいいか。ハハハ…