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魚類を見に水族館へ行った。

2007-05-02 07:13:29 | おでかけ
魚類を見に水族館へ行った。
品川にしようか葛西にしようかと、新宿にも用があると言えば言えなくもなかったので池袋サンシャインへ行く事に。
入場料金を支払い中に入るとまずイワシの大群が出迎えてくれました。寿司屋のいけすかと思った。でっかいカニもいました。とても美味そうだなと思ったら軽い空腹感を覚えました。
直径1センチ程の細長いムーミンのニョロニョロみたいな生き物が固体固体ランダムな間隔を置いて穴の中から周囲を窺っているのが心暖まった。
ゆらりゆらりとやる気無さそうに海のモズクの様に。
魚類と言うモノは絶対的に推進もしくはその慣性によって絶え間なく移動しているイメージがある。その場に静止する方が難しいだろうなと。
それがニョロニョロ君みたいな変り種ではなく、割とと言うかまるで魚丸出しのブィジュアルでもって見事にその場にとどまっているヤツがいた。水面の方向に顔を向けヒレをピラピラさせてバランスを取っていた。お前もやる気無いねぇ、もしかして死にかけてんのかなとも思ったが、なんとなくそうじゃないと思った。
やはりきっと魚である事をさぼっているのだと思う。魚とは言え捕らわれの身である、それを甘んじて不自由な自由に迎合し、無限に近い故郷の海を果たして忘れらるか?いかんとも環境に適応出来ずに拘禁性のノイローゼに陥るヤツも目の当たりにしただろう。そして彼はこう思ったんじゃないかな。
「魚やめよう」
やってらんねって思ったんじゃないかな。頑張らない魚は新しい進化の壁を超えて魚じゃないモノになろうとしていたんじゃないだろうか、自分の意思を妨げられる事の無い理想世界を夢見て。と思ったら彼のやる気の無さを笑う事が出来なくなった。
マグロと甘海老の刺身を買って帰った。



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