鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

なんとなく…

2019-06-19 06:19:03 | 日記

なんとなく……まだ"憶測"ですが分かった事。
それは、あの噂の続編の仕事よりも、某ゲームのデザイン等の仕事を選んだのかなと。
そう、受け取れる本人のツイートを拝見した。
ただ、あの続編をはっきりと断ったとは言ってない。
ゲームの仕事と平行して、続編に関わる可能性もある。



どうなるのか、もう少し時間がかかりそうだな。


に、してもスタッフの発表も未だに無い!

space.battleship.yamatoー新たなる戦士たちー第十三話

2019-06-16 10:42:12 | space.battleship.yamato二次創作



space.battleship.yamato
ー新たなる戦士たちー

第十三話




「地球政府及び軍に告ぐ!」
「我ら暗黒星団帝国遠征軍は、現時点を持って地球全土を掌握、完全勝利を宣言……。」

「カザン様!」勝利宣言をしようかというその時、言葉を遮る伝令兵。



「何事かッ!!」

「突如、地球軍の残党と思われる輩に斬り込まれ……。」
「ザザッー……。」伝令兵の通信は、そこで途切れてしまう。



「……何を騒いでいる?」
「この程度の残党に何を手こずっているカザン。」

「ハッ!いえ、直ちに鎮圧致します!」

暗黒星団帝国遠征軍:総司令官アルフォン少将は叱責を飛ばし、カザンに代わり、地球を完全掌握した事を告げた。

「私は暗黒星団帝国:銀河方面遠征軍総司令アルフォンである。」
「我々は地球を完全掌握した。」
「ここに勝利を宣言する。」

「我々は地球を地球人類を保護する目的で、降り立ったのだ。」
アルフォンのこの言葉に「ざわつく」連邦政府中央会議室に集められた政府関係者、連邦防衛軍高官たち。

「騒がしく成るのも分からなくはないが、これを観て頂こう。」
中央会議室の正面に設置された大型モニタに、映し出される外宇宙。

静寂に満ちた宇宙が二、三秒映り出されたあと、集められた人々は言葉を失い、「ゴクリ」と唾液(つば)を呑み込んだ。
静寂に満ちた宇宙に突如、姿を現した大小、異なるサイズの水と氷の環(リング)を纏い九割以上を海で構成された惑星。
アルフォン少将の補則が付け加えられ、「アケーリアス星」である事を知る。
この「命の水の惑星:アケーリアス」があと10日の後、地球に大接近する事も、映像とアルフォン少将の説明で、分かった。
地球の引力によって、大接近したアケーリアス星からは、大量の海水(みず)が、降り注いでいる。
現在の地球が、地上が都市が、軒並み水没してゆく様子が映し出されたのだ。
恐怖のあまり、失神する者、その場に泣き崩れる者、失禁してしまう者が続出した。



「これが10日後の地球、貴官ら地球人類の未来だ。」
「作り話では無い!」
「現にアケーリアスは太陽系最外縁部近傍空間に出現している!」
「占領するような真似に成ってしまったが、より多くの地球人類を救うには、これしかなかったのだ。」
「あと10日しかない時間で、あの惑星アケーリアスの軌道を反らせる事は、不可能!」
「そこで我々は超大型の宇宙船=移民船を用意した。」
アルフォンは、再びモニタを指さした。




イメージ曲実写版space.battleshipヤマトより。


「あと一歩!あと一歩でコイツらの一角を崩せる!」

「太田!相原を援護、リフトを守れッ!!」





「雪さん!戦車の弾薬も燃料も底を尽きはじめた!」
「ここは一旦………。」
苦戦するパルチザン。
雪をサポートする島が告げようとした時であった乾いた銃声が三回、島の耳に飛び込む。
確認しようとゴーグルを外し、辺りを見回す島。

「タンッ!タンッ!タンッ!」

銃弾に倒れる雪。
赤い血に染まるチームフラッグ。
叫ぶ島を嘲笑うかのように、血に染まるチームフラッグは無惨にも地上を制圧した暗黒星団帝国兵の靴跡で埋め尽くされ、膝から崩れ倒れた雪を担ぎ上げ、その場から連れ去った。

「……島くん………。逃げ…て………。」
空に浮かぶ雲を掴むかのように、雪は腕を伸ばす中、意識を失った。



「このまま、葬るには惜しいほど美しい。」
「この地球人を運べ。」


第十四話
つづく。


この物語は、もし私がspace.battleship.yamato(実写版)の続編を作るとしたら的に、二次創作したspace.battleship.yamatoの物語です。
私的設定が混ざっています。

使用している画像はイメージです。
また一部、過去に集めた拾い画を使用しています。

伝説の惑星(ほし)ファントムー宇宙戦艦ヤマト2202スピンオフー

2019-06-15 21:20:17 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作

西暦2203末__。

天の川銀河 地球から約2万光年近傍空間__。


【ハイゼラード級改良型航宙戦闘艦:ミランガル・セカンド(ネレディア専用艦)】

「大佐。そろそろ伝説の惑星が存在されるとされる宙域だ。」
「手掛かりと成りうるものを見落とすなよ。」
デスラー総統から直々に命(めい)を受け、ネレディアは天の川銀河へ赴いていた。
今や、友好関係の深い地球の庭先であるこの宙域は、アケーリアスの伝説の一つ、"惑星ファントム"が存在すると云われている宙域である。

テレザート星、同等に伝説として語り告げられてきた惑星。
この惑星に存在する"女神ルダ"に救いを求め、それが認められた時、一つだけ願いを叶えて貰う事が出来ると、言い伝えられている。

その言い伝えを実現させ、惑星(ほし)の寿命が迫るガミラスと愛するスターシャの暮らすイスカンダルの寿命を1000年、伸ばして貰うか、同じ環境の惑星(ほし)を教えて貰うか、はたまた、ファントムに移住させて貰う為、元警務艦隊所属のネレディアを派遣したのだ。

ガミラス星もイスカンダル星も、見た目以上に老いた惑星(ほし)。
拡大政策の"付け"が払える時に、払えるものが在る内にデスラーは精算しようと考えていた__。




「……本当に在るのだろうか……。」ネレディアは、心の中でそう思う。

ネレディアが、そう心に思った時であった、座乗する"セカンド"が大きく揺れた。

「航海士!どうした?」

「解りません!突然、重力波に!」
「惑星クラスの重力に引き寄せられています!」

「なっ!何ッ!?」
ネレディアは警戒体制を整えようとした。
だが、突如、襲った重力波は直ぐに消えた。

「全天球レーダー室!今の重力波を計測出来ているか?」
「タイムレーダーの解析を!」
矢継ぎ早に指示を飛ばすネレディア。

「どうした?応答せよ!」
「全天球レーダー室!応答せよ!」



全天球レーダー室からの応答が無いまま、数分が過ぎ、過ぎたかと思えば、眼前に表面を厚い氷で覆われた惑星が、飛び込んで来たのだ。



「……なっ!何がどうなっている?」
「大きく揺れたと思えば、艦内の施設、全天球レーダー室からは、何も応答は無く、さらには今まで無空間だった場所に突如、惑星が出現……。」

「私をからかっているのか?」

「それとも夢か幻影でも、見せられているのか?」

ネレディアは驚きを隠せなかった・・・

ネレディアは、ブリッジクルー全員の顔を見渡した。
見渡すと同時にクルー全員とブリッジが、グニャっと歪み渦を巻きはじめたのだ。
その渦は、やがて漆黒の闇と変わってゆく・・・



「………。」
「ん……?」
「これって……これって四年前の建国祭の時の………!?」




「……夢?」

「いいえ。夢ではないわ。」

闇の中に浮かび上がるネレディア以外に、もう一人浮かび上がった。



「貴女(あなた)の望む世界よ。」

「私の望む世界?」

「そう。貴女の望む世界。」
「この世界をもう一度と強く望んだのでしょ?」
「もう一度、富と繁栄が存在した時代。」
「貴女が、輝いていた世界。」

心の中を覗かれた思いのネレディアは突如、現れたこの人物に何者かを尋ねた。

「ところで貴女は何者?」
「先ほどから私の心の中を見透かしたような口の聞き方しているけど。」

「わたくしはルダ。」
「ここは惑星ファントム。」
「貴女が、貴女方が欲している惑星(ほし)。」

「………。」
「ここが……ここが、惑星ファントムだと……。」
再び、驚きを露にするネレディア。

「ならば、貴女がルダの女神ならば、死星と成った我々のガミラスそして、イスカンダル星の星としての寿命を伸ばして欲しい。」

「惑星(ほし)の歴史を変える事は、それ以上にリスクを背負う事に成るのですよ。」
「貴女や貴女の上に立つ者は、それを受け入れる事が出来るとして、全て民が受け入れる事が出来るのですか?」
「イスカンダルの民は首を縦に振らないでしょうね。」

「これをお見せ致しましょう。」
そう云うとルダは、自身の前に大きな円を描いた。
その円の中に浮かび上がる太陽系。

そして・・・


【惑星破壊プロトンミサイル】

ルダは云う。

この惑星を破壊する事の出来るプロトンミサイルは、ある星間国家が勢力拡大の為に、対立する星間国家に対し撃ち放ったミサイル。
そのミサイルのA.Iコンピュータの暴走により、軌道を外れ、太陽に直撃、太陽は死の太陽と成ってしまった。
その影響で、地球と云う惑星(ほし)は、あと一年で死滅する未来へと進む事と成ったのです。
かつて死の惑星(ほし)、地球はその寿命を先送りにした代償を払う時を迎えたのです。

「歴史(みらい)を変える事は出来ても、運命は変える事は出来ないのです。」
「貴女方が望む時間(とき)を得られるとは限らないのです。」

ネレディアが、ならばガミラスと同じ環境の惑星(ほし)を教えて欲しいと、尋ねようとした時、ルダは消えてしまう。



何事も無かったようにネレディアの姿は、ミランガル・セカンドのブリッジにあった。



「准将。今は何も語らず、本国へ帰ろう。」
バーレン少佐の言葉にネレディアは、複雑な思いを胸に、ガミラスへ引き返した。


~fin~


この物語は、もし私が2202ー愛の戦士たちーのスピンオフ的に、二次創作した物語です。
私的設定が混ざっています。

使用している画像はイメージです。
また一部、過去に集めた拾い画を使用しています。