少々前の話題になりますが、先月から今月にかけて、杉並区から「洪水ハザードマップ」なるものが発表されました。 去年9月の大雨で杉並区は床上・床下浸水の被害にあった地域があり、今後の水害被害の軽減を目的に、浸水予想図として作成されました。 と、言うと役に立ちそうに聞こえるんですが…正直な感想としてその内容には疑問が残ります。 なぜなら、この杉並区の作成した浸水予想図は、東京都が平成13年8月に作成(平成15年7月に一部修正)した「神田川浸水予想区域図」を基に作成されており、、その当時は未完成だった「神田川・環状7号線地下調節池(1期工事は完成、2期工事が未完成)」が稼動を始めれば、浸水が予想される地域も変わってくるであろうから、というのが一点。 そして、実際のハザードマップで浸水が予想されるとされている地域が、私自身30何年永福町に住んでいて全く浸水被害の記憶がない地域が多く含まれているという点。 つまり、このマップ、本当にちゃんと調べて作ったの??という疑問です。 実はこのマップ、同業者の中で大変な話題を呼びました。 その多くが、何十年も地元で営業されている大先輩方が、コンナとこが浸水する訳が無い!というお怒りの言葉。 なぜお怒りかと言いますと…実は我々の仕事に与える影響が少なからず出ているから。 そりゃそうですよね。 そのハザードマップで浸水の恐れアリとされた地域に、好んで住む方はいませんよね。このマップを見て契約がキャンセルになった、という話も聞きましたし、当然その地域の土地価格にも影響を及ぼすでしょう。 いえ、ハザードマップの主旨自体には何の疑問も感じませんし、住民の安全を考えればむしろ歓迎されるべきモノだと思います。 ただ、そのハザードマップというモノが与える影響の大きさを考えると、いたずらに不安を煽るような内容であってはならない、正確な情報でなければならない、というコトが言いたいんです。不確かな情報であった場合、過激な言い方をすれば「財産権の侵害」にもなりかねない、と。 そして、行政としてはハザードマップを出してしまった以上、ただ出しました、では済まなくなるでしょう。浸水の恐れがあるのであれば、その対策をどのように考えるのか。 これが、「浸水の恐れがある地域」ではなく「過去に浸水した地域」として出していたのであればまた受取られ方も違っていたでしょうケド…。 とにかく、どのような調査をしたのかは分かりませんが、出してしまった以上、行政がどのような対策を取るのかを見守りたいと思います。 放置だったりして? そうならないコトを祈ります。 では グリーン住建のホームページはコチラ 人気blogランキング 日記@BlogRanking 人気日記BLOG 1票のご協力をお願いします |
最新の画像[もっと見る]
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
- 永福町駅グランド・オープン 14年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます