設計士と不動産業者

本日は、あるアパートのオーナーさんが打ち合わせに来店されました。 そのオーナーさん、現在所有しているアパートを近々建て替える計画があり、その設計をご子息の親友（設計士）に依頼し、プラン図がいくつか出来上がったので見て欲しい、とのコトで、ちょっとイヤな予感がしつつも、拝見いたしました。 イヤな予感、というのは、今までの経験上、設計士さんの中にはタマに自己顕示欲が強く、建築コストや入居者の要望よりも自己満足に走るタイプの方がいて、そのような設計士さんのプランでは、確かにデザインは斬新かも知れませんが、我々不動産業者が見ると往々にして「募集しにくい」間取りになっている確率が高いから。 で、早速お持ち頂いたプラン図を広げて見たトコロ… やっぱり、か… 聞けば、その設計士さんはまだ若く、賃貸住宅の設計も今回が初めて、とのコト。気合が入っているのは伝わってくるものの、失礼ながら、、、 空回り気味？ 我々不動産業者は、常にお部屋探しのお客様と接しているだけに、借りる側が何を望んでいるか、については設計士さんよりも把握している自負があります。設計士さんと不動産業者とでその認識にズレがある場合、結果的に市場の需要を軽視したかのような建物が出来上がり、タダでさえ供給過剰により選別が厳しい現在、相当な苦戦を強いられる哀しい物件となってしまう訳です。 正直に言えば、設計士を替えられた方が良いのでは？と言いたいトコロでしたが、息子さんの親友、と言われれば無下にも出来ず…。苦肉の策で、その設計士さんと打ち合わせをさせて頂く、というコトになりました それはそれでまた、いかに設計士さんのプライドを傷付けないように上手く誘導していくか、という配慮が必要な分ラクではありませんが、うっかり不人気物件でも造られてその募集を引き受けることを考えると… 怖すぎる… ので、ちゃんと打ち合わせします まだ先の話ではありますが、必ず「人気物件」としてご紹介できるようガンバリマス 請うご期待！ グリーン住建のホームページはコチラ 人気blogランキング　　日記@BlogRanking　　人気日記BLOG １票のご協力をお願いします