以前、私が仲介させて頂いた茨城県の海岸通り沿いに建つ収益物件が大変なコトになっています。 どんなコトになっているかというと、市道であるはずのその海岸通りが… 実は私有地でした ![]() …って同業者さんならばいかに笑えない事態であるかをお分かり頂けるかと思いますが、正確に言うと物件の前面は市道で間違いないものの、現地から1kmほど離れた場所で、「道路内に私有地が含まれている」というより「道路が私有地内を横切っている」という事態が発覚しました…(そんなコト、ナイでしょ普通… ![]() そのコトの顛末はTBS「噂の東京マガジン」で取材までされており、現在は私有地の所有者がその区間を封鎖したためにナント通行止… ![]() で、その離れた場所の通行止がどう大変なのかと言うと、その物件は収益物件として海岸通りを通行するクルマをターゲットにしているにも関わらず、その区間が通行止めになったことで海岸通り自体の交通量が激減、売上は前年比50%以下という深刻な状況に陥っているんです… となると、買主にとっては大打撃。ある意味では契約の目的を達成できない重大な瑕疵とまで言えそうな事態に、この度急遽、売主買主で協議をするコトに。 そしてその協議の結果は…、最悪は契約解除まであるかと思っていたものの、最終的には、売買価格の根拠であった不動産鑑定評価額を現在の状況で再評価をして、相当な評価減の部分を清算することで合意するコトとなりそうです。 それにしても、仲介業者の立場としては1km先の道路がどうなっているかまでは調べ切れるハズはないものの、フタを開けてみれば説明を要する重要な事実が発覚したコトに、今後の物件調査の範囲はいったいどこまで広げれば良いのか、と考えさせられる一件でした。 では皆さま、良い週末をお過ごし下さい ![]() PS 今日は忘年会がないので思う存分飲めます ![]() ![]() ![]() 人気blogランキング 日記@BlogRanking 人気日記BLOG ![]() ![]() |