久しぶりにいいお天気です。
今年もあとわずか・・・今週末にはムスメの引越しです。
昨日は、あれやこれや荷造りしました。
買い置きしてた調味料、洗剤類、その他雑貨類
お歳暮でいただいた油やコーヒー、引き出物の皿小鉢
みんなムスメ行きにしました。
・・・家電・家具もなんとか揃ったようです。
そんなこんなでバタバタとあわただしくしていた、金曜日のこと・・・
デイから帰ったババに異変がおきました。。。。
腹痛を訴えて、お腹に少しでも触れようものならのけぞって痛がるのです。
ジジによると、デイでも左わき腹に触れられると痛がったので、
施設の医者に診てもらったところ異常ないと言われ、
お風呂にも普通に入ったけど、リハビリは止めたと。。。
帰って来たばかりの時は、それほどでもなかったので、
筋肉痛だろうと、湿布を貼り、着替えさせてベッドに寝かせました。
湿布が効かなければ、整形に？
それとも痛みがもっとひろがったらば内科？
とりあえず様子を見てから、医者に行く事になるかな・・・くらいに考えてました。
ところが、はじめ左わき腹だった痛みの場所が、お腹全体に広がったのです。
救急車？？？
どうしようか・・・考えあぐねて
かかりつけのＹ医院に電話をしました。
Ｙ先生は「すぐに、連れて着て下さい」と
でも・・・・この状態で二階から階段を下りさせて、
アタシの車に乗ることはほとんど不可能なババの痛がりようだったので、
先生に、往診していただけないか頼みました。
答えは「往診しても、血液検査とかしなきゃいけない場合の対応ができないから来て欲しい・・・」
「救急車頼めば運んでくれるので、Ｙ医院了解済みと言って、
救急車呼んですぐ来てください」
・・・・救急車って、開業医のところでも運んでくれるのか・・・？？？
しかし、ババの痛がりようは並みじゃなかったので、
Ｙ先生の言われるままに１１９に電話しました。
ハイ、１１９番です、火事ですか？救急ですか？
救急です
住所とお名前を・・・○○さんのお隣の家ですね。。どうしましたか？
かくかくしかじか・・・Ｙ医院まで、運んでください、Ｙ先生からの指示です。
・・・Ｙ内科医院ですね。。。。。で症状は？
ですから、お腹を触ると痛がって・・・Ｙ先生がすぐ連れてくるようにと言われるんですが、痛がって、とても私が運べる状態じゃないんです！！
・・・では、わかりました。すぐ、向かいます
もう、お気づきの事と思いますが、
コレは、一番、救急車を頼んではいけない呼び方だったんです
運び先を指定して、運ばせる。。。
いわばタクシー代わりに救急車を使う・・・今世間で問題になってる
でも、患者は苦しんでいる・・・なので１１９番も仕方なく対応したんでしょう。
コレで万一の事でもあれば、責任問われますから
サイレン鳴らしながら、救急車が我が家の前に止まりました。
３名の救急隊員の方が、苦心してババをベッドから担架に移し、
狭くて急な階段を寝かせた状態のまま運び下ろしてくれました。
流石です・・・
ジジもアタシも、きっとＹ医院から別の病院を紹介されて、入院させるようになるだろうと、お金をかき集め、保険証・診察券を用意して、ジジを残して、アタシだけ救急車に同乗してＹ医院へ向かいました。
Ｙ医院はウチから歩いて１０分、車だと２～３分の場所ですが
救急車は大通りを回ったので５～６分くらいかけて到着しました。
救急車の中で、Ｙ医院にはどういう病気で通院してたのか、とか、
ババの持病とか
いつ頃から痛みを訴え出したかとか・・・聞かれて、答えているうちに到着しました。
診察室に運ばれて、先生が診察している間も、救急隊員は側で立って見守っています。
ババは先生がお腹を押すと「イタイイタイ」と顔をしかめ、のけぞって痛がり、
アタシは、もう次の病院へ運ばれるだろうと、覚悟をしました。
Ｙ医師「大丈夫だよ、お腹を触診したけど、便が固まって硬くなってるところは無いし、心臓の心配も無いよ。脇の肋骨を骨折してたら、もっと響くような痛みだしそれとも違うから。これで、もし明日まで痛みが引かないようなら、一度整形で診て貰ってレントゲン検査してもらって。」
救急「・・・では、自分達はこれで引き上げますので」
ギ「・・・・（え？帰りは乗せて貰えないんだ・・当たり前か）・・・・」
当たり前ですよね。どこかに運ぶかもしれないと思って待機してたんで、その要が無くなれば、任務は終わったってことです。
ギ「でも、こんなに痛がってるんですけど」
Ｙ医師「じゃ、一応血液検査してみようか・・・白血球の」
Ｙ医師「ああ・・・白血球が数値高いね・・・痛がってる場所が腎臓付近なんで、膀胱から菌が入って、腎臓に炎症起きてるみたいだね・・・抗菌剤のお薬出しますから、飲んでください。今日は帰っていいですよ」
ギ「・・（帰っていいと言われても）・・」
さあ・・・どうやって連れて帰るか・・・帰ってから、あの階段ババは上れるか
・・・第一、ベッドからシーツと枕ごと運ばれて、パジャマのまんまだし。。。
困った。家にはジジのほかにはだれもいない・・・自分ひとりでは。。。
このまま診察室に泊めてもらう事も出来ないし
流石に、Ｙ先生も察したようで、
タクシーで運んで、Ｙ先生が手伝って家にババを運び入れてくれると言ってくれました。
その間も、診察を待っていた患者を検査室の方で診察して、あわただしいようすでした。
ババは、と見ると。さっきより顔が穏やかになっています。痛みも少しづつ引いてきているようです。。。これならなんとかなるかも・・・
アタシが家まで車を取りに行って、車椅子を使って移動させることができるかも
診察が全部終了するまで、ココでこうしているより、いい。。。
そう思いました。もう７時近いし早く帰りたい・・・
ギ「あのう・・・車を取ってきて、車椅子で運びますから」
急いで、家まで帰って、ジジに報告し、自分の車でＹ医院まで戻りました。
ババはなんとか、車椅子に移れて、Ｙ先生と看護師さんに手伝ってもらって、車に乗って帰ることが出来ました。
少しよろけましたが、いつものように、アタシがお尻を押しながら、二階に上がる事もできました。
どうにか、一件落着しました。
ダンナも帰ってなくて幸いでした。救急車の件は言いませんでした。
そんなことで簡単に救急車なんか呼んで！！って
叱られるに決まってますもの・・・
しかも、大したことなく戻ってきてるんですから、尚の事
大げさだと、重ねて叱られますし・・・
ご近所にも知られなかったので、良かったです。
ただ、夕飯の仕度が遅れたので、言い訳に
ババが、急にお腹が痛くなって、Ｙ医院に連れてった・・・とだけ報告しました。
しかし、こんな事って、いつ起きるか分らないとつくづく実感しました。
今回は、大したことなく済んで良かったけど、また同じような事があったら
どうしたらいいんだろう・・・
Ｙ先生は、「こんな時、急に来て手伝ってもらえるヘルパーとか無いのかな？」
アタシに質問されても・・・・です
ケアマネにも相談してみようとは思いますが、
本当に急な時、いきなりヘルパーなんて手配できるはずが無いじゃないですか。。。
だから、往診をお願いしたんです・・・
駅にあるＹ医院の看板には「往診応需」って書いてあるのは、何なんですか・・・
Ｙ先生が、救急車で来いって言うから、その通りにしたんです。
救急車をタクシー代わりにしたのはＹ先生のほうじゃないですか・・・
アタシは、喉元までこの言葉が出そうになったのをこらえました。
ババは大事にならずに済んだのは良かったのだし
Ｙ先生は丁寧な触診を行い、見立ては正確だったんです
現に、帰ってからババは落ち着いて、痛みも無くなって、翌日から、いつものババに戻っていました。
もし、すぐに別の病院に回されて、当直医がハズレだったら、、、、
どうなっていたかわかりません
つくづく難しいと感じた出来事でした。
今日は、いつもどおりデイに出かけたジジババでした
恒例、恐怖の、怒涛の、ブルドーザー的年末大掃除
）
どうか、皆様よいお年をお迎えくださいませ
今年は片付けようと・・・
バッシン
第九
気温が上がりません。
コウ 幸せをありがとう やすらかに・・・
