ギズモ。おばさんの部屋

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あらゆる、言いたいこと
書かせていただきましょ!!

納骨

2010-10-18 13:08:14 | 介護
8月19日に亡くなったジジの、納骨をしました
墓所にお骨を納め、妹家族とギズモ。家族でお焼香して
ジジに永遠の眠りについてもらいました。
白木の位牌は「お焚き上げ」していただき、本位牌は持ち帰って
自宅のジジの部屋に新しく備えた仏壇に納めました。
現代的なスッキリした仏壇は、お洒落な感じで、ジジもきっと喜んでくれている事でしょう

納骨の後食事をして、ババのいるS苑に全員で面会に行きました。
ババは大勢で行ったのでちょっと驚いたようで、一人一人を思い出せないようでしたが
写真を撮ったり、握手したり、不穏になることも無く約30分くらいのあいだ、つきあってくれました。
帰り際・・・
妹の娘たちが去りがたくいつまでも手を握っていて
ちょっと、目頭が熱くなったギズモ。でした

多分、S苑での面会は、彼女たちはこれが最初で最後になるでしょう・・・
入院したら、また感じが違うでしょうから
去りがたいのは仕方ない事で・・・
ババもなんとなく顔がくしゃくしゃっとなってました。




念書

2010-10-15 08:41:29 | 介護
ババがショートステイで入所しているS苑は
M病院が母体になっている。

M病院は小規模の総合病院だが「精神科・認知症治療病棟60床」がある
ご多聞にもれず、空きはなかなか出ない・・・・

ババは7月末に特養S苑に入居前提のショートステイで入所して3ヶ月近くなるが
食事をほとんど食べなかった。介護拒否も見られ、施設では手を焼いていたのかもしれない。
入所時35キロあった体重は30.9キロにまで落ちてしまった・・・

10月5日(火)
S苑に月二回往診している精神科T医師(M病院の医師ではない)がドクターストップをかけた

「食事拒否がこのまま続いたのでは生命に関わる
口からの栄養がとれないのであれば至急入院して点滴するなり、
あるいは経管栄養に切り替える必要がある」

S苑から知らせが届いた時、「緊急に」「生命に関わる」という言葉に動転した。
思いつくままに、あちこちの病院に電話を掛けてみたが・・・
すぐに空きは出ない。。。緊急の受け入れはしていない
ハンで押したような返事ばかりだった。

その日の午後、
緊急で、M病院のN院長(内科)の診察を受けることができた
やはり、診断はT医師のものと変わらなかった・・・
「至急入院先を探してください、S苑ではもう受け入れられません」
「脱水症状も出てるので、水分補給の点滴を、
家族が付き添いできるなら施設で(看護師が)することは許可します」

3日分の点滴薬をもらって施設に戻って、3時間かけて点滴を受けるババに付き添い
これからどうすればいいのか・・・
涙が止まらなかった


たしかに、食事があまり摂れていないことは知っていたけれど
表情もはっきりしているし、話もできる
あんなベタベタのペースト食じゃ、見た目でも食欲わかないだろう・・・
ババの気持ちの問題なんじゃないか?

そう考えていた私は、病院探しよりも家に一旦連れて帰ろうと思い定めた。
週のうち半分だけ家で、残り半分をショートで、やってみようと考えた。

家に帰って、ババが安心して落ち着いて、私が作ったものを食べれば
食事も食べられるようになって、ショートに戻っても大丈夫じゃないか・・・と

帰宅後恐る恐るダンナに相談したら・・・了解してくれたので
翌日すぐに、そのことをケアマネとS苑の相談員に伝え
レンタルベッドや車椅子などの手配を大至急で頼んだ。

この時点では、拒食はババの「気持ち」の問題と考えていた・・・

10月7日(木)
M病院の精神科のH医師の受診をした。
これは
火曜日のN院長の診察の後、付き添って来てくれていたS苑の看護師長(元M病院師長)が
「このM病院の認知症病棟に入院させる要望があるなら」と
強引に予約をいれてくれたものだった

診察の結果MRI画像にははっきりとアルツハイマー病の病巣が映し出されていた。

「アルツハイマー末期・終末期です。
もう、自分で口から食事をとる機能はなくなってます
前頭葉も側頭葉も完全に萎縮しているので・・・人格も変わってしまっていると考えられる・・・」

「この状態では施設では無理でしょう・・・
認知症病棟に入院申し込みということで
まったく食べなくなるなどの緊急時には、一般病棟に一旦入院対応して、
その後認知症病棟へ移るということでお引き受けしましょう」

ババの入院先は確保された

この時、私は、この状態でババを自宅につれて帰ってももうムダかもしれない
と・・・頭が真っ白になった
しかし、それでも、家に帰してやりたい気持ちは強かった

帰宅後、ダンナに報告して、それでも連れて帰りたい・・・気持ちを話した。
ダンナは「お前の気が済むようにすればいい。後で後悔しないように」
と言ってくれた

千葉の妹と、ババの弟に電話を掛けた
妹は、「お姉ちゃんに任せる」と言ってくれた・・・・

叔父は・・・
「それが(半分半分で施設と家を行き来させる事)姉(ババ)のためなのか?
姉の体調や状態が良くて、お前(私)が完全に在宅に引き取って、
看取まで面倒見ると言うなら、いいけれど・・・

中途半端に行ったり来たりさせて、これから寒くもなるし
もっと悪くなるリスクのほうがおおきいんじゃないか
家に戻したいと言うお前の自己満足にすぎないなら、反対だ」

私は「後悔したくないから」
と言って、電話をきった・・・・

が、叔父の言った「お前の自己満足」と言う言葉が頭の中で嵐が吹き荒れてるように
どうしていいのか
わからなくなってしまった
自分もこのところ血圧が高く、狭心症の発作もこの二ヶ月間で三回あった
体調に自信がない・・・

本当に「共倒れ」
・・・・に、なるかもしれない・・・

頭とこころの中で「ババを家に・・・」との一心でパンパンに膨らんでいた風船が
萎んでしまった

翌朝、ダンナに叔父から言われた事を話した
・・・・・
自分の気持ちも変わったことも


10月8日(金)
朝、ケアマネに在宅に戻すのは止めにしたい・・・と電話をした。
レンタル業者と大至急で打ち合わせしてくれていたのだろう・・・
やや戸惑った様子が伺えた

S苑の相談員に、
家に戻す事は、白紙に戻したい・・・と伝えた
そして、改めて、M病院へ入院できるまでの間、ショートの継続利用をお願いした。

相談員から、引き受けする事に決まった、との返事が来たのは夕方だった

10月9日(土)
M病院の院長でもありS苑の主治医でもあるN医師に呼ばれ面談をした
緊急時に家族としてはどうしたいのか、訊かれた

施設で緊急状態になったときには、救急車で病院に搬送し通常の救命措置(酸素マスク。心臓マッサージ等)を受けることまではお願いした
延命のために人工呼吸器をつけることは断った

カルテに緊急対応要望の赤い字が書き込まれた

先日付き添ってくれたS苑の看護師も同席していて、院長から、S苑にもこの件についての書類を残して置くように指示が出された。

施設に戻って、S苑の施設長から
改めて、入院までの間ショートステイで引き受けるにあたっての
以下のような確認書の提示があり、署名捺印した

・・・・・前段省略・・・・
入所をお引き受けするにあたり、今までの状況や受診の結果
医師からも、何時急変するかあるいは何時なくなられるか
分らない容態であるとうかがっております。
その事に関しては、医師から説明があったかと思います。

S苑は生活の場であり、病気の治療の場ではありませんので急変時等の対応は出来ませんのでその点くれぐれもご了解下さい

また、S苑においては、基本的には短期入所の看取りについては、想定しておりません
急変時には救急車により病院に搬送することとなります。

また、急にS苑にて亡くなられた場合には、かなりの部分をご家族に担っていただくことになりますのでご了解をお願いいたします。

重ね重ねですが、現在の状況は大変リスクを伴う容態である事をご理解くださいますようお願いいたします。

・・・・・後段省略・・・・

その後のババは、幸い、H医師が追加で出してくれた薬が効いたようで
以前よりも表情も穏やかになって、食事もほぼ全量食べられるようになったので
緊急時の心配も薄くなってきた。
しかし、油断は出来ない事に変わりは無い・・・






宣告

2010-10-08 16:07:05 | 介護
昨日、ババは精神科の医師の診察を受けました。

5日の火曜日の事、昼頃、母のいるS苑からの電話で
月二回診察に来る精神科医師から、
ババが食事の拒否で口からの栄養摂取が難しくなっているようだから、
特養では対応しきれないので至急で入院先を探した方がいい・・・
30kギリギリまで体重が落ちているので
これ以上体重減少が続いたら、命に関わる
そういう、診断をされたということでした。

驚いて、ケアマネとあちこちの病院に問い合わせしました
しかし・・・緊急での受け入れは難しいと・・・

改めて、S苑の母体病院(M病院)になんとかならないかS苑の相談員から話してもらって
M病院の院長でもあり、S苑の主治医でもある内科のN医師の診察を受けました。
・・・この状態では、S苑ではもう引き受けできないと言われてしまいましたが
脱水症状も見られるので、水分補給のための点滴を三日間家族付き添いの上施設ですることになりました。
昨日、三日目が終わりました・・・
一回3~4時間、ババが針を抜かないように、手を握り続け、なだめすかしながら過ごしました。

そして、昨日は、改めて、5日の医師とは違うM病院の精神科H医師の診察を受けることができました。M病院には認知症病棟があり、H医師が受け入れ許可をしてくれれば、そこに入院が可能になります。ただ・・・すぐではなく、空きを待ってということになりますが

診察は、長谷川式・・・ババは何も答えることができませんでした
MRI検査の結果
「アルツハイマーの終末期」と診断されました

画像を見せられて、説明を受けました

食欲をつかさどる前頭葉が完全に無くなっていました。。。。
さらに、左右の側頭葉といわれる部分も無くなって
頭の中心部も大きく欠けていました
そして、アルツハイマーに加えて、脳血管型認知症もあると・・・
ババの脳はスカスカになていました

もうこれでは、自分で食べる事は不可能だろうという診断でした

H医師は、M病院認知症病棟への入院受け入れを約束してくれましたが
ベッドが空くまでどうするか・・・
S苑で入院待機を受け入れてくれるか
今、その返事を待っています。
ダメなら、至急、待機の受け入れ病院をさがさないといけないです

家に、戻したいと思って、考えてはいましたが・・・
・・・家に帰れば、食欲も戻るのではないかと、ババも戻りたいのだろうと
週のうち半分なら、何とかなるんじゃないかと・・・

しかし、ババの体力や私の体調や(このところ血圧が高く、狭心痛もおきたりして)
総合的に冷静に判断しないといけません

ただ家に帰してやりたいと気ばかり焦ってみても
それがはたして、ババにとってどうなのか・・・
私の、自己満足なだけじゃ、共倒れになりかねない

精神的ストレスからくる拒食ではなく
機能的な拒食だと診断されたことで

家に戻れないから⇒拒食⇒それなら家に戻せば⇒心が安定して⇒食欲が出る
この構図が根底から崩れてしまったのですから

もう、一時帰宅は可能かもしれないけど
家に帰してもムダなのかもしれないと思い定める決心をしました。

ババももう、ジジのところに行きたいのかもしれない・・・・・・・・・・・・・


*************

PM.4時
S苑から、連絡がありました。
病院の入院までの待機のショートを受け入れてくださることになりました。

その件で明日N院長の説明を受けに行かなくてはいけません
これから起こり得るリスクや、緊急時の対応についてなどの話だそうです。。。。

どういう話かだいたい想像が付きますが、しっかり聞いてこなければ

がんばります・・・・