ISISはモスル攻防戦で市民を人間の盾にしているそうだ。
多くの市民が政府軍により収容施設に保護されている。
しかし、まだ人質ならぬ人間の盾にされている市民もいる。
メディアは市民の犠牲を訴えるが攻撃を止めろとでも言うのか。
平和的にISISの残虐な支配を終わらせることは不可能。
可能だと思うならメディが代表を送って交渉すればいい。
何かを得ようとすれば犠牲が出るのは致し方無い。
非難さるべきは人間を盾にする卑劣なISISである。
アレッポの戦いでも反政府側が市民を人間の盾にしたと言われる。
西側のメディアは反政府側を民主主義の担い手のように報道する。
しかし、そういう勢力は少数のようだ。大半は宗教的テロ組織。
ヌスラ戦線はその代表的な勢力。ISISとの繋がりも疑われる。
シリアの地で欧米型議会制民主主義は土台無理なのだ。
ネオコンのブッシュもオバマ民主党政権もその認識が欠けていた。
新イラク軍がスンニ派を虐殺したりISISが跋扈したり。
アサドを一方的に悪者にしてもシリア内戦は終わらないのだ。
アレッポの西側報道を見ているとその堕落ぶりがよく分かる。
ロシアのニュースも見るべきだ。「市民は人間の盾にされている」
そういう側面も否定できない。とにかく両方見て判断すべきだ。
市民の虐殺なのか、人間の盾なのか。その判断は微妙だが。