偏愛日記

映画、音楽、時々野球。偏った視点で綴る腐女子的日記です。

28週後…

2008-01-22 23:35:02 | 映画

面白かった!これ、もう1回くらい観に行っちゃうかも。
前作の「28日後…」も面白かったけど、救いのなさは今回の方が上ですね。

「28日後…」では謎の“レイジウィルス”が広まり、壊滅状態になったイギリス。
その28週後の物語がこちらな訳ですが、主演にダニー・ボイルの出世作となった『トレインスポッティング』でベグビーを演じたロバート・カーライルが。
髪に白いものが混じり始めて、枯れた魅力が出始めましたねぇ。
根絶したと思われたレイジウィルスを再び拡げてしまうという、気の毒な役。
目の前で感染者に襲われる奥さんを見捨てて、一人逃げ出すチキンな男です。
まあ、私でもあの状況なら、とにかく自分が助かることしか考えられないと思うし…
彼を責められない。

そうそう、今回も感染者、めちゃくちゃ駿足です。アスリート並み。
冒頭の、主人公の脱出劇の場面。
緑豊かな丘陵の中をひたすら走る主人公。そして美しい風景に似つかわしくない、全力疾走で追ってくる感染者の群れ。しかもかなりの人数で。
足だけでなく、感染のスピードも恐ろしく早いので(噛まれたら30秒足らずで発症!)、ストーリーも中だるみなく、緊張感を持って進んでいきます。

そしてこのイギリスの危機にアメリカ軍がやってくるのだけど、感染が広がってきたらいきなり見境なく皆殺し作戦になっちゃう。感染者と健常者の区別が付かないという理由で。
更にすべてを焼き尽くし、化学兵器まで投入。
うーん、実際にアメリカならやりかねないかも。
イギリスは島国だから、大陸まで被害は出ないだろう的な発想?(日本もか…)
感染の恐怖に、アメリカ軍による殺戮の恐怖が加わって、物語はラストシーンに向かっていく訳ですが、結局、また前作と同じような状況に…

子供たちを乗せたヘリコプター、墜落した場所って、もしかしてフランス?


で、特筆すべきは娘役のイモージェン・プーツという子がホントに美少女で!
まだ17歳ということですが、将来が楽しみです。
この子を見るためだけに、また映画館に足を運んでも良いよ!!