ロシアのモスクワで18日、ロシア人の出生率低下を心配する大勢の
高齢者が「気に入らないなら赤ちゃんを作れ」と書かれたおそろいの服を着て
大挙して地下鉄に乗り込むというデモを行った、
というニュース、深刻な問題にもかかわらず、
ユーモラスを感じます。
デモを行ったのは「年配の世代」という名前のグループですって。
大勢でモスクワ地下鉄の環状線に乗り込んで、
体の不自由な人や妊婦、子ども連の人以外には座席を譲らなかいという
デモンストレーションをしたようです。
ロシア人の出生率上昇を目指す大統領の政策を支持するために
このイベントを企画したということですが、
高齢者はもともと座っていても許されるのに、この発想、
あるいはだからこそ注目されるのでしょうか。
少子高齢化の危機が言われるようになってから2、30年になります。
これまでも、いまでも高齢者に比重を置いた政策が中心ですが、
子育て世代に配慮した政策を真剣に実行しなければ
取り返しがつかなくなります。
そういう意味で高齢者がこうして運動の先頭に立つには効果的だと思います。