久しぶりの原発の話題です。
以下は日経からの引用です。
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東京電力は1号機の水位計などを復旧、圧力容器内の冷却水の水位を測定し、燃料棒が完全に露出するほど低いことがわかった。燃料棒は既に溶けて崩れ落ち、「圧力容器の底にとどまって水に覆われている」とみている。
国の原子力安全委員会の班目春樹委員長は12日の記者会見で「早い時点から燃料が溶融していると考えていたので驚きはない」と述べた。溶けた燃料がすべて水に浸っているかどうかは「分からない」としている。
水位低下の原因について東電は「圧力容器と格納容器に損傷があり、注いだ水の相当量が抜けている」と説明する。これまでに計約1万トンを注水。圧力容器の容量360トン、格納容器7400トンの合計を大きく上回る。格納容器の水位や、水の漏出先は不明だ。
東電は格納容器の水位を上げて内側の圧力容器を水で浸し、中の燃料を効果的に冷やす「冠水」方式を予定していた。しかし水漏れが多いと難しくなる。注水量を現在の毎時8トンから10トンに増やすか検討中だ。「漏れる量を上回れば水位を上げられる」とするが、汚染水が増える懸念もある。
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一号機は燃料棒が溶解していたということです。
これについて、
「早い時点から燃料が溶融していると考えていたので驚きはない」ときいて
私は驚きました。
溶解していたことについての驚きではありません。
溶解していることは、政府や関係者は大丈夫と言っていましたが、
我々国民は信じていなかっただけです。
国民に安心だと言っていた委員長という立場にある人が
公式の見解とは別に、私たちと同じように、考えていたということで、
悪びれることなく平気で認める、その無責任感覚に
驚いたのです。
私が「虚飾の聖域」を出版してから、共感する多くの読者から
ご意見を頂戴しております。
責任ある立場の人のあまりにもあっけらかんとした無責任。
心ある国民は日本の崩壊を本当に心配しています。